却下されているケミカルアシッドボムトマトを使った大砲の愛称な訳だし。
下手に定着したら顔文字さん、姉さんにどれだけグチグチ言われるか分かってるのかな?
ケミカルアシッドボムトマトは相当優秀な代物なんだけどさ。
問題は船にしろ何にしろ、得意技能にしてる人が居ないって所だけど新たに人を呼ぶ感じ?
サンタ帽子ウサウニーの反応が無くてね。ここはペックルに任せる形になりそうだよ
まあウサウニー達の技能が相当上がったお陰でペックル達の能力も大分戻っては来ている。
そして船となるとペックル達の方が適正ありか。
何よりしぇりるが助手として結構使って居たから船造りの経験値は十分ありか。
俺を呼んだ弊害で専門家を呼べないって所なのね
島主一人で十分じゃ
そうだね。出来ないと言う程の事では無いから助けを呼べないのだと私は思うよ
顔文字さんとクレイさんは随分と俺を評価してるもんだなー。
明日の戦闘フィールドには既に行くことが出来る様でね。ウサウニーに頼めば連れてってくれるよ
事前にフィールドまで完備とは何処まで開拓でやらされる事になるんだろう
少なくともカルミラ島ではあり得なかったイベントだぞ。
何にしてもやっていくほか無い。
それじゃ下見に行ってみようかな
みんな一度は確認に行って地形を把握して貰う予定なのじゃ
ウサウニーの案内で初日の決戦のバトルフィールドへと俺達は下見に向かった。
とは言っても岩肌がチラホラとある砂漠なのは変わらないんだけどさ。
でー鉢植えと荷車を持って来る事出来るの?
生憎と別フィールド扱いでもって来れないようでね。現地に生えてる植物を利用するみたいだよ
あ、なんかバルカンフラワーとか各所で生えてる。ニードルサボテンボムズライオ。
地形把握して植物を的確な形で発動させるって感じか?
未発見の植物があるのう研究用に持ち帰るのも良さそうじゃな
後は何処を通るのかはある程度予測はあるみたいでね。ただ、地面に潜られそうな蟻地獄のような代物があるね
この辺りはイメージでどうにかしろって事か。
随分と大きな蟻地獄だけどプレイヤーが入る事や滑って落ちるとかは無いようだ。
他に隠されたギミックとか探しておくと良さそうだけどー
って事で決戦のバトルフィールドを確認して回ると何個か蟻地獄モドキを確認した。
他に植物も確認していて思うのだけど、こう言った植物ってゲーム補正なんだろうけど野生の場合は水なしで良くもまあ自生してるもんだよなー。
って思ったのだけど蟻地獄に妙な蓋のような岩があるのを見つけた。
ねえねえ、顔文字さん。クレイさん
妙な蓋のような岩に近づいて確認した所で俺は二人を呼ぶ。
なのじゃ?
ここさ水が漏れてる
そう、蟻地獄のうち、岩が乗っている所がじんわりと水が漏れ出していたのだ。
ふむもしやこの岩を壊すと水が出るのではないかい?
なのじゃ。早速壊すかのう?
事前に壊すことで水場として機能するのか
どちらが良いかとクレイさんが腕を組んで考え始める。
ここを壊して水場になったとしたら何が釣れるかな?
島主らしい発想じゃな
そりゃあね。まあオアシスと同じ魚が釣れそうな気はするんだけどね
水源は同じ設定ではありそうじゃな
ノジャさん。上手くすれば良いダメージが稼げてすぐにあの魔物を倒せるかもしれないね
ほう名案でも閃いたのかの?
言うほど名案と呼べる程では無いよ。ここまで仕掛けられているとね
フラグを見つけるって意味だと意表は無いよ。とクレイさんは謙虚に答えた。
少なくともディメンションウェーブイベント中にルアーを海中に投げ入れるって程、変わった発想を出来てないさ
それって俺の事?
そりゃあ特殊フィールドの海って事で気になるじゃん。
釣り人ならやらない手は無い。
実は件の釣りに関しても引っかけられるんじゃ無いかと思って居るんだ。砂の中にルアーを入れられるのが分かっているからね
ダインブルグサンドワームも釣れるかも知れないと!
なるほど、確かにそれは良さそうだ。
ついでに色々と用意するから、私の注意したタイミングでやってみて欲しい
なのじゃ
ふふなんだろうね。上手く行ったらとても楽しい結果になりそうで私もワクワクしているよ
クレイさんがイタズラを楽しみにしている子供のような顔をしている。
ミリーさんもだけど結構お茶目な両親の様ですよ。
家出中の娘さん。
後に武勇伝として語ってあげても良さそう。
そんな訳で決戦1日目。
ああ、結果だけで言えば一日で倒しちゃったよ。
やって行きましょうかね。で、打ち合わせ通りに動けば良いのね
上手く行くことを祈るしかねえけどでっけーなー
ズモモモと見上げる程に大きい芋虫が砂の中から顔を覗かせながら決戦のバトルフィールドを悠々と泳いでいる。
それを俺と顔文字さんにらるく、奏姉さんの四人で見つめる。
クレイさん、ミリーさんとてりすは持ち場で待機。
飛び乗ってザクザクと斬りつけたらどうなのかとか気にはなるし、弓矢で射るって手もある。
やるペン!
ペンペン!
頑張るピョン!
ここを守らなきゃいけないピョン
ペックルとウサウニー達も待機中俺と顔文字さんの指示で動く訳だけど連れてきたペックルとウサウニー達の動きを見て思うのは何か軍隊を動かして大型の敵を倒すあのゲームを思い出す。
レトロなゲームで人参みたいなキャラクターを地面から引っこ抜いて戦わせる奴だ。
赤、青、黄色の軍団だったような気がする。
ロケットを修理するのが目的で宇宙人の小人が操作キャラだったな。
一応、他のペックルやウサウニー達は設置物の植物を的確にダインブルグサンドワームに狙いを定めるように配置させているんだったっけ。
環境攻撃植物
じゃあ行くわよー! って言っても私はタンク役なので耐えるのが仕事だけどこれだけでかいと耐えるとか論外よね
泳いでるだけで地中から岩が出てくるからそれを俺達に当たらないように守って行けば良いんじゃ無い? それと作戦通りに誘導するのが目的だし
では出発!
わー! なのじゃー
わー! だぜー
ちょっと小規模で内輪ネタにしかならないわよコレ!
ではイー! なのじゃ
あ、それディメンションウェーブイベント中にやってる奴いたな。良いじゃねえか! やろうぜ! イー!
顔文字さんとらるくの悪乗りは聞き流しておこう。
そんな訳で遊撃部隊の俺達はダインブルグサンドワームのヘイトを稼がんと近づく。
顔文字さんが補助魔法を施してからの誘導だ。
サクッと攻撃して見るかー
と、俺は弓矢で攻撃をして見る。
ギュイイイイイイイイイイイイイ!
ザクッと良い感じのエフェクトが発生してダインブルグサンドワームが俺達に気付いて時々砂に潜り込みながらフィールド内の柔らかい地層を進んで行く。
で、岩盤の固そうな高台の足場で俺がチクチクと攻撃しているとズモモと顔をこっちに向けて砂のブレスを横一文字に吹き付けてくる。
もちろん体をゆらして地面から岩を出して正確にこちらに飛ばして来てるな。
この辺りは不思議な演算で飛んで来てるのかな。
俺は戦闘モードなんで動きがスローに見える状態だけど顔文字さんを含めて姉さんやラルクは通常速度なので素早くは動けない。
予想通りの攻撃ね
と、姉さんが盾を構えて顔文字さんとらるくの前に立って砂のブレスを受け止める。
顔文字さんが姉さんに回復魔法を施してHPを回復させる。
鎌だと攻撃を当てるのが面倒だぜ。スローインシックル!
らるくがその攻撃モーションの合間に鎌を投げつけるスキルで攻撃する。
俺は? って思う陣形だけどまあ、俺の場合は避けるだけの余裕があるからなー。
後はこれよ!
そんで姉さんが要石の扇子を変化させて剣モードにしてから硝子が使った鎮震の剣を発動させる。
土属性の攻撃を無力化させる便利な固有技が内包されて居る。
攻撃性能は無い技なんでブレイブペックル着ぐるみ着用の姉さんでも使えるって事なのだろう。
いやーなんつーか完封って感じじゃねえか
一方的に殴りつける展開ね
こうこう言うのって何度も同じイベントを周回してる人が出来る様になる動きなのじゃ
そこはみんなの経験が物語ってるって事でしょ。案外初見でも慣れりゃ出来るってもんでしょ
姉さんの言う事は分かるけどさ。
ちなみに俺は割と鈍くさい方。ただ、幽霊船とかは経験か。
レトロなマッピングされないゲームの経験とか生きてるし。
ある意味このゲームって対象年齢高めなのかも知れない。
不自由を楽しむ的な。
もしくは対象スキルがあるのか。
あ、なんかその辺りあった気もする。マッピング。
さて戦闘だけど、姉さんの後ろでチクチクしても良いんだけど当てやすそうな高台で狙いを定めてバシュバシュ放っている。
そんで攻撃しているとダインブルグサンドワームが大きく仰け反り、俺達への興味を失ったかのように移動を始める。
いや元から牽制程度の攻撃だったって所か。
島主の攻撃20秒で1のけぞりの様じゃ
ふむふむ。それならいけそうかな』
ちょっと顔文字さん、何を観測してクレイさんへチャットしてるのかな?
と言うか何を計算している?
追いかけて再度仰け反らせるのじゃ
おっと、環境攻撃植物があったわ
姉さんが近くに生えていた植物の狙いをダインブルグサンドワームに定めて持って来た水瓶から植物に水を注ぐ。
すると植物は水を供給された事で活発化してダインブルグサンドワーム目掛けて攻撃し始めた。
水を与える分だけダメージが入る感じか。
こっちの岩を攻撃して落せば良いんだったな
それでらるくもクレイさんに命じられていたらしく岩を攻撃して的確なタイミングでダインブルグサンドワームに当てている。
ギアアアア!?
ガツーン! っと良い感じに脳天ヒットしたダインブルグサンドワームがぐったりとした感じに地面に頭を付けて目を回した。
俺もやるかな?
島主は継続して攻撃じゃ。スタンしている今の間にできる限りの攻撃を、砂を搔き出す爪の部分にたたき込むのじゃ
真似して俺もと足を踏み出そうとした所で顔文字さんに注意されてしまった。
もうその段階? わかったよ
移動速度を落とせるかも知れないって事でクレイさんに隙あらば頼むと言われたのでダインブルグサンドワームの足目掛けて近寄ってズバズバと白鯨の太刀で斬りつける。
はああああああってね
武器のサイズがハンティングの大きな剣に匹敵しつつ斬る速度が片手剣並に速いわねあの絆があんな動きをすると思うと感慨深いわ。紡があのポジションなのにね
鈍い自覚はあるけど姉さんも言うなー。
確かに俺はこう言った事はせずに後ろからチクチク攻撃したりサポートがメインさ。
ゲームシステムの恩恵万歳って奴だね。
そんな感じでズバズバ斬りつけているとスパンっと良い感じに足というかトゲが切り飛ばせる。
ただ、一本や二本じゃなく何本もあるんだけどさ。
ギィイイアア!?
あ、痛みでスタンモーションがキャンセルされて起き上がった。
これはオマケだー!
再度潜り込む前に白鯨の太刀が当たる範囲で大きく振りかぶって別の足にも攻撃しておくとのけぞりが発生。
チャンスタイム発生ー!
おお、もうのけぞりかよ。俺も近づいて攻撃しときゃ良かったか
どうなのかしらね
島主だから出来る芸当じゃからそこまでせんでも良いのじゃ
らるくと姉さん、顔文字さんが水やりで植物狙撃をしている所で、のけぞったダインブルグサンドワームの足の二本目を切り飛ばせた。
ギイイイイ!
さすがに辛抱溜まらないとダインブルグサンドワームが砂に潜り始めたので弓矢に即座に変えて三連射しながら距離を取る。
ダインブルグサンドワームが潜った際に飛び出す岩がメチャクチャ俺目掛けて不自然に飛んで来る。
ハイディングハントを発動させてから攻撃を中断して回避を意識して逃げる。
被弾は極力避けられた。
割と単調な攻撃だからってのはあるかな。
じゃあ次のチェックポイントだな
次は砂海となっているフィールド部分だ。
ダインブルグサンドワームが本領を発揮する場所と言っても過言じゃ無い。
ここに蟻地獄みたいなものに岩の蓋が掛けられている。
そうね。てりすにミリーさん。そっちに行くわよー
先にチャットで姉さんが連絡した所でダインブルグサンドワームが次の場所に移動、なんとなくだけど足を少し切り飛ばした影響か鈍化してるかな?
はいはーい! んじゃミリーさん行くわよー