ノームを屈服させるには、魔術も媚薬も使わずに彼女を絶頂に至らしめなければならない。魔術や媚薬の様な物を使えば、すぐにノームはそれに気付く。それでは、彼女を屈服させることが出来ない。逆にノームは、Olの身体を絶頂へと導くことで、優位を確保しようと全力を尽くしていた。

これはいうなれば、情交を通じた戦いである。

ああっ、Ol様ぁ

奥を突いてやると、ノームは気持ち良さそうに首を振り、善がる。しかしこれも擬態だ。技巧はともかく、彼女の身体はついさっきまで処女だった物だ。中の性感は殆ど発達しておらず、どれだけ突いてもさほどの快楽は感じていない。

ならば、とOlは淫核を責めに転じる。彼女の膣内を擦り上げながら、愛液をローション代わりに指先に塗りこんで、包皮の上からやんわりと指を這わせる。

んぅっ

これはそれなりの効果を上げた様で、ノームは初めて素の声を漏らした。

ああ、それいいです、もっと、して、下さい

とは言えそれを億尾にも出さず、更に艶かしくOlを誘う。Olは淫核を責めながら、もう一方の手で彼女の胸を揉みしだいた。

ああん、気持ちいいです、Ol様ああ、素敵ぃ

ノームは胸を突き出し悶えた。感じていることは間違いないが、まだまだ余裕がある。その間にも彼女の膣はOlの一物をずっぷりと咥え込み、きゅうきゅうと締め上げる。

快感を堪えながら、Olは思考をめぐらせた。処女でありながらこの技巧、慣れ方はおかしい。が、リルの見立てでもOlの見た限りでも、彼女が処女である事は疑いようが無い。膣内の発達度合いでも、それは見て取れる。

しかし、一人で練習していただけにしては慣れすぎているのも確かだった。これは男を知り尽くし、何度も相手にしたことがある女の態度だ。Olはそこまで考えて、正解へとたどり着いた。

突然、ノームが高い声を上げる。演技ではありえない、突発的な嬌声だ。そして、その尻の穴にはOlの指がずっぷりと埋まっていた。

あ、あそ、そこは

直腸の掃除もしっかり済ませているとは流石一流の商人、準備がいいな。それどころか、馴らしもせずに指が二本も入ったぞ

オ、Ol様、そこは駄目です、違います

ノームの声は明らかに上ずり、余裕をなくしていた。

何が違うんだ? お前のここはこんなに喜んでいるぞ

ぐりっと指を捻りながら腰を突き入れてやると、それだけで彼女はガクガクと身体を震わせ、びゅうびゅうと潮を吹いた。随分馴らされたのだろう、尻穴はOlの指にぴったりと吸い付き、離すまいとするかのように咥えこむ。

処女のまま尻を開発されたか。どこの誰がやったか知らんが、随分趣味のいい話だな

あああ、お許しください

顔を真っ赤にし、ノームはいやいやをするように首を振った。自分の意思ではなく、誰か他人によってそう仕込まれたことは明白だった。恐らく、どこかの好きものの貴族にでも飼われ、逃げ出すか恩赦かで自由の身を手に入れ、商人として一人生きてきたのだろう。

Olは指を引き抜き、彼女の身体を抱えると四つん這いにさせた。

だが、手垢の付いた場所を攻めるのも興が削がれる。こっちの良さを俺が教え込んでやろう

ああっ、駄目っ、駄目ぇぇっ!

そのまま、後ろからOlは突き入れた。尻でするのなら、自然と体位はこの形になる。突き入れられる場所は違えど、その記憶を思い出したのかノームは快楽に震えた。

一度快楽に火がついた身体は、そう簡単には静まらない。むしろ、一度弄られた事で彼女の身体は快楽を欲し、淫らに悶えた。

ああああっ! Ol、様ぁぁぁっ!!

逃げるように離れようとするノームの腰をぐっと両手で掴み、Olは奥に精を放つ。形代の身体の中の、魔力で作った擬似精液だ。子を孕むことはないが、その分凄まじい量を出す事が出来る。

こ、こんなっ! 凄い、熱いのがっ! どくどく、入ってっ!

まだまだだっ!

Olは精を放ちながら、ずんずんと腰を突き入れる。

あーっ! あぁーーっ!! すごっ、よぉっ! でなが、ぁ、突かれっ!イっちゃ、ぁ! おまこ、で、イっちゃううううううっ!!

ノームは再びびゅうっと潮を吹き、身体をそらして気をやった。彼女が絶頂に達した後もOlの精液は噴出をやめず、彼女の腹がぽっこりと膨れ上がるほどに胎内へと注ぎ込んだ。

あはぁぁ

Olが一物を引き抜くと、涎と涙にまみれ、呆けた顔でノームはベッドにどさりと横たわった。ごぽ、と音を立て、その股間からどろりとした白濁液が滴り、シーツを穢す。

次は、膣内だけでイけるようにしてやる。金を払い続ける限り、お前は俺の物だ。いいな?

はい

掠れた声で、辛うじてノームは答える。Olはそれを見て満足げに頷いた。

この攻防に、直接的な意味はさほど無い。勝とうが負けようが取引は成立するし、お互いに情欲に溺れて相手の言いなりになるような玉でもない。

しかしお互いに、意地をかけた勝負であったと、Olは認識していた。或いはそれはどこか似た境遇で暮らしてきた相手に対する対抗心の様な物だったのかもしれない。利を求め、慎重に、狡猾に立ち回るという点においてノームとOlは良く似ていた。

では、また来る。代金等の支払いはその時だ

畏まりました

身支度を整え、背負い袋を背負ったOlを、ノームは店の入り口で見送った。

Olー、準備できたよー

そこに、大通りを同じように支度を整えたリルが駆け寄ってくる。

最後の契約もしっかり守ってくださいね

最後の契約?

きょとんとするリルと共に、Olも首を傾げる。

次は膣内だけでイけるように仕込んでくださると約束したじゃないですか

にこやかに答えるノームに、リルのこめかみが引きつる。

Ol? 次って何かしら?女には困ってないって大見得切ったのはどこの誰だったっけー?

ただの取引の一種だ

はあ。別にいいけどね。全くもう、このエロ爺

何百年も平気で生きる悪魔に爺と言われる筋合いはないな

残念でした、私は少なくともOlよりは下だからね

喧々諤々と言い合う二人を見て、ふとノームは違和感を感じた。彼女のギフト真実の瞳は既にOlの実年齢が83であることも、リルが悪魔であることも見抜いている。しかし、そこに何か一瞬、違和感を感じたのだ。

思わず目をゴシゴシと擦ると、Olに不審げに見られたのでノームはもう一つの気になっていたことを問う。

そういえば、その荷物ですが、どこかへ旅にいかれるんですか?

言われるままに用意した旅装をさして、ノームは尋ねた。

Olは頷き、杖を構えなおした。背負い袋を背に、杖を構えたその姿は冒険者の若い魔術師にしか見えない。

ちょっと、魔王を倒しに行ってくる

Olはニヤリと笑みを見せ、そう言った。

第13話魔王の迷宮を攻略しましょう-1

腕のいいシーフを紹介してもらいたい

酒場で酒を飲んでいたキースに、Olはそう切り出した。

よし来た! それなら俺だ、俺を連れてきな

嬉しそうにそう答え、キースは立ち上がろうとした。

いや、悪いが出来れば女がいい

Olがそう答えると、キースは椅子に腰を下ろしなおし、彼を不審げに見た。

女が? そりゃまた、何でだ

キースは言外に、妙なことをするんじゃないだろうな、と剣呑な雰囲気を匂わせ低い声で問う。

実はな

Olは声を潜め、背後のリルを示した。

あの女は人間じゃない。俺の召喚した淫魔だ。こうして俺が傍で制御している分にはいいが、目を離したり俺が気絶したら周囲の男を襲うかも知れん。快楽と引き換えにカラカラのミイラになってもいいなら、ついてきてもいいが

リルは帽子を軽く持ち上げ、ちらりとキースに角を見せる。

い、いや、遠慮しとく

キースは顔を引きつらせ、そう答えた。

しかしそうなるとそうだな

冒険者に女の比率はそう高くない。全くいないわけではないが、比率は1:9と言ったところだろうか。

あー、アイツがいたか。おい、Faro!

酒場の中を見回していたキースの目が、一箇所で止まる。その先には、小さな少女が口一杯に黒パンを頬張っていた。

ふぁひー?

もぐもぐとパンを咀嚼しながら、少女は行儀悪く返事を返す。ちょっと来いと手招きするキースに、彼女はテーブルの上のチーズを2,3欠け手に取りながら近寄ってきた。

コイツはFaro。ちっこいなりだが、腕は保障するぜ

近くで見ると、その少女はかなり小さかった。小柄なユニスやShalと比べてもなお小さい。マリーと同じか、少し高い程度だろうか。

ふわふわした金に近い茶色の髪を短く切り、大きな口でチーズを齧るその様子は子供の様に見えるが、注意深くOlを観察する緑の瞳は子供にはない慎重さと知性を感じさせる物があった。

クドゥクか。珍しいな

Olが言うと、Faroは驚いたように目を開いて、チーズをごくんと咀嚼した。

知ってるんだ。こっちの連中はみんな、半分野郎(ハーフリング)なんて失礼な呼び方しやがるけどね

クドゥク、通称ハーフリングと呼ばれる彼らは、西方に住む小人族だ。草原の妖精などと言われる事もあるが、アールヴやドヴェルグと違ってあまりその出自はハッキリしていない。小柄なぶん力は弱いが、それを補って余りあるほど身軽で器用な手先を持ち、目や耳も良い。

保守的で平和を好む彼らは滅多に故郷の村を出ず、他の種族と付き合うというような事も少ない。殆ど知られず、人間の子供と間違われることも多い。そんな中で推薦されるくらいだから、腕は確かなのだろうとOlは踏んだ。

こっちのテオが腕の良い女シーフを探してるんだとよ

ふぅーん

Faroはじろじろと無遠慮にOlを眺め回した。

そだな、ご飯奢ってくれるんならいいよ。一応聞くけど、この三人で潜るってわけじゃないんでしょ?

ああ。他に三人ほど仲間がいる。戦力的には十分なはずだ

オッケー!

Faroはカウンター前の椅子に飛び乗ると、奥に向かって叫んだ。

マスター、料理テキトーに10人前持ってきて!

ふー、おなか一杯

ぽんぽん、と膨れた腹を叩きながら、上機嫌でFaroは言った。

えーとテオさんだっけ。あんたお金持ちだねー。まさか止められる事無くおなか一杯食べられるとは思わなかったよ

ちょこちょこと歩く彼女を連れて、Olは迷宮の入り口へと向かっていた。入り口はノームの店の更に奥、街の端に位置している。

迷宮の入り口の手前に、その三人は立っていた。大、中、小とバラバラの身長が並んだその人影は、全員フードを目深にかぶって顔を隠しており、怪しいことこの上ない。

警戒に歩みを止めるFaroに、Olは問題ない、仲間だと声をかけた。

待たせたな

Olが三人に声をかけると、一番背の高いものが答えた。その声色から、Faroは答えた者が女だと気付く。それどころか、誰であるかにすら思い当たった。

ねえ、この人って

話は迷宮に入ってからだ。ここでは人の目がある

う、うん

促すOlにこくりと頷き、六人の冒険者は迷宮への階段を下りていった。

酷い臭いだな

腐臭と死臭、血の臭い。それに瘴気がブレンドされた凄まじい悪臭に、Olは顔をしかめた。

臭いなんて気にしてたら、冒険者なんてやってられないよ。ねえ、そんなことより、あんた達ってさ

Olが目配せをすると、三人はフードを下ろす。その下に現れた顔は、Faroの予想したとおりの物だった。

やっぱり! あんたたち、アラン遊撃隊の三人じゃないか!壊滅したって聞いてたけど、生きてたんだね!じゃあテオ、あんたがアラン? いや、違うか、女と見紛うばかりの美少年って話だもんね。それに、残りの一人のあんたは?

Faroはリルを見つめ尋ねる。

コイツは俺の使役する使い魔だ。この三人は死んだことになっているからな。あまり騒ぎ立てられたくなかったから、ああしてフードを被ってもらった

はーじゃあ、リーダーのアランを助けに行くってわけ?テオは、その為に雇われた魔術師って所?

まあ、そんなところだ

Olの適当な説明に、なるほどね、とFaroは頷いた。

でもアラン遊撃隊って、ここにいたのは結構前だよね。このダンジョンは日々拡張されてて、今は数ヶ月前よりもっと危険になってる。第二階層までは案内できるから、注意してあたしについてきて

真剣な表情で言うFaroに、一同頷く。

火口から火をつけた松明を掲げ、一行は探索を開始した。ナジャ、リル、Faroの三人が前衛を務め、Ol、ウィキア、Shalが後衛からそれをサポートする形だ。

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