フォリオとの事後、ナギアがお掃除致しますわと言ってOlの竿に口淫奉仕を始め。それを見てラディコがボクもやる!と加わり。そして今フォリオが加わっての、この状況であった。
それは構わんが
純潔を失ったばかりの乙女三人の舌奉仕はお世辞にも上手いとは言い難いものであったが、三者三様の異なる魅力を持った少女たちが顔を並べてグロテスクな器官に舌を這わせる光景に興奮しないわけもなく。
フォリオに思う様注ぎ込んで萎えかけていた性器は、再び雄々しく反り立って少女たちの愛撫を一身に受け入れていた。
なぜお前たちはそうも協力的なのだ?
フォリオには別に何か暗示をかけたわけでも魔術で魅了したわけでもなく、多少の小細工は弄したとは言えやったことはただの強姦に等しい。
ラディコとて、単純な性格ゆえに催眠術がよく効いたのだと思ってはいたが、それにしたって懐き過ぎであるという気はする。
それを言い出せばナギアもそうだ。無論人となりは十分に理解した上での対応で、そう誘導した自覚はあるが、ただ信頼させただけにしては随分と愛情深い交わりに思えた。
んーまあ、そもそもアタシも好きでユウェロイサマ?に仕えてたわけでもないんですよね
それは、わかるが
この世界の奴隷制度は、大した拘束力もないくせに制度そのものが逆らえない空気を形作っている。奴隷たちが主人に従うのは、言ってしまえば逃げても今よりマシな主人に当たるとは限らないからという話でしかない。
魔族は何らかの手段を用いて奴隷から開放されても、結局他の人間の奴隷になるしか道はない。その諦念が主人に従わせているに過ぎず、忠誠心など生まれようもない。
そこへ行くとOlサンOlサマ?は、人質にとったラディコも丁重に扱ってるみたいだったし、アタシたちみたいな魔族でも抱いてくれるしあと、セックスめちゃくちゃ気持ちよかったし
指折り数えるフォリオの言葉は、後半になるにつれてか細い声へと変化する。
まあ、ともかく!ユウェロイよりはまだマシかなって思ったの!です!そんだけ
照れ隠しのようにそう言って、フォリオはぱくりとOlの亀頭を咥えこんだ。
魔族を抱く人間は、そんなに少ないのか?
ええ。人間から見れば奇異な姿でしょうしね。それに魔族は皆誰かしらの奴隷です。他人の所有物である奴隷を他者が損ねるのは罪ですから、奴隷同士で交わることも基本的にはありません
舌先でチロチロと肉茎を舐めながら、器用にナギアが答える。
それでお前たちはそれほどの美しさで、揃って処女だったのか
得心した、とばかりにOlが呟くと、三人は揃って押し黙った。
Olくんってへんたいなの?
首を傾げるOlに、ラディコが率直な問いを投げつける。
何がだ
だって
ねえ
眉をしかめるOlに、女達三人は頷きあう。
比較的人間に近い純魔族や牙族ならまだしも
尾族や翼族も美しいと真顔で仰るなんて
それに、ボクみたいなつるぺたしてるのによくじょーするのも、へんたいなんでしょ?
口々に放たれる意見にOlは一瞬瞑目する。
変態じゃない
しかし彼はすぐに最適な返答を思いつき、答えた。
俺の元いた世界では普通の事だったんだ
第7話己の力を示しましょう-1
オレにやらせてくれないか、大将
サルナークはOlの顔を見るなり、開口一番そう言った。
ブランは、本当にフローロにしか興味がなかったらしい。Olは一応フォリオに命じて鎖で縛らせてはいたが、サルナークの処遇については何の指示もなかったという。
フォリオは仕方なく、サルナークも鎖で縛って道具袋の中に放り込んでおいたらしい。後々で何故殺したと言われても困るし(ユウェロイは平気でそのくらいは言う、とのこと)、無駄に殺すのも寝覚めが悪いからだ。
策はあるのか
ない
問えば、サルナークは清々しいほどにきっぱりと言い放つ。
フォリオ。ブランのスキルは、サルナークで打倒できるものなのか?
多分、無理でしょうね
フォリオは腕を組み、首を傾げて言った。
あのヒト、脳筋ではありますけどバカではないですからねえサルナークサンについて何も言わなかったってことは、多分全く脅威を感じてないってコトだと思うんですよ
彼女の言葉に、サルナークはぎりと歯噛みする。だがおそらくそれは事実だろうというのも、また飲み込んだ。
頼む、大将
サルナークは、今まで一度も下げたことのなかった頭を、Olに下げた。
三度も負けて、ようやくわかった。オレのスキルはそこまで強いわけじゃねえ
いや、そんなこともないんですけどね、とフォリオは内心で呟く。
だがオレの頭じゃあ、どうやったら勝てるのか
そこまで言いかけて、サルナークはいや、違うなと首を振り、言い直す。
オレがどうやって負けるのか、想像がつかねえ
ブランが見せたのは、ダンジョン・キューブさえ二撃で破壊するほどの威力を持つ攻撃だ。だがそれは、ラディコの持つ銀腕とは別のスキルであるという。
純粋に破壊力が高いだけのスキルであれば、鋼の盾には通用しない。負ける理由は存在しないそう考えて、サルナークはようやく気づいたのだ。
今まで敗北してきた戦い、三度ともそうやって負けてきたことに。
オレはオレは未だにこの鋼の盾を無敵だと思ってる。だが実際はこのザマだ。あんたが次の戦いも勝てないって思うんならきっとそうなんだろう。だから頼む。教えてくれ。オレはどうしたらいい?
Olは顎に手をやり、少し考えるように目を伏せる。
無敵とは言わんが、お前のスキルが強力なものであることは間違いない。問題は、運用だ
それは先程フォリオが思い浮かべたのと同じ内容だった。
運用?
ああ。お前はそのスキルを、単に攻撃を防ぐものだと思っているだろう
違うのか?
サルナークの問いに、Olは頷く。あらゆる攻撃を防ぐスキル。そんな認識でいるから、彼は道具袋の中で溺れる羽目になるのだ。
本質としては自身にかかるエネルギー全てを無効化する能力だ。ならばそれは防御のためだけでなく、攻撃にも転用できよう
よくわからんが、だがそれでこそ頼むかいがあるってもんだ。何でも言ってくれ。どんなことでもやる
神妙な表情で言うサルナークにOlは一つ頷き、傍らに立つフォリオに視線を向けた。
そういうことであれば、俺より適任のものがいる
え、あたしですか?
フォリオはキョトンとして自分を指差した。
俺はこの世界に来てまだ日が浅い。スキルとやらがどのようなものなのか、どれだけのことができるかを正確には知っておらぬ。だが、お前はそうではないだろう?
道具袋を落とし穴代わりにし、鋼の盾に対し水責めを行い、爆風を受けて加速する。どれもが正当な使い方ではなく、スキルというものを熟知していなければ出てこない発想だった。
たとえば、鋼の盾を無力化する方法をもういくつか思いつくはずだ
はあ、まあ
Olの問いに曖昧に頷くフォリオ。
オオレに魔族の教えを請えというのか!?
先程、お前はどんなことでもやると言っただろう
掴みかからん勢いで叫ぶサルナークに、Olは素気なく答える。
あの、Olサン、アタシは別に
萎縮したように翼を小さくたたむフォリオに、Olは首を横に振った。
サルナーク。お前が負け続けているのは、その無駄なプライドのせいもある。本当に上に行きたいのであれば、まずそれを捨てろ
サルナークは呻くように歯を食いしばり、憎悪の籠もった瞳でフォリオを見据える。
たの、む
お願いします(ロヴノブ)だ。サルナーク
ギリリと歯ぎしりの音が鳴り、サルナークの口の端から血が滴り落ちる。
お願いします(ロヴノブ)
そして、サルナークは頭を下げた。
ちょ、ちょっと、Olサマほんとにこいつにアタシが教えなきゃいけないんですか!?めちゃくちゃイヤなんですけど!?
悪いが相手してやってくれ。俺も同席はする。安心しろ
小声で囁くフォリオの頭を、Olは安心させるようにぽんぽんと軽く叩く。
それならまあいいですケド
唇を尖らせ視線を反らしながら、落ち着かないように翼をパタパタと動かすフォリオ。
これで勝てなかったら覚えてろよ
ひいっ!
頭を下げたまま地獄の底から響くような声で呟くサルナークに、フォリオは悲鳴を上げてOlに抱きつくのだった。
やめてくださいっ!ブラン、こんな事!
怖がる必要などないのですよ、陛下。大丈夫、気持ちよくして差し上げますから、私に身体を委ねて下さい
中層、ブランの寝室。そこでフローロは強引に、ベッドの上に寝かせられていた。ブランの手にはさほど力が籠もっているようにも思えないのに、暴れようとするフローロの身体をしっかりと押さえ、その動きを封じる。
やっこんな格好、恥ずかしい!
とてもお似合いですよ、陛下
恥辱に顔を歪めるフローロにブランはにこやかに笑って、金属でできた棒をするりと彼女の中に差し入れた。
抵抗すると、痛い思いをいたしますよ
たおやかな、しかし有無を言わせぬ口調で告げるブランに、フローロは身を固くする。
いい子ですね
そんな彼女の髪を撫でながら、ブランはそこに差し入れた棒をゆっくりと引き抜いた。
っ!んっ!
身を震わせながら、必死に声を押し殺そうとするフローロ。そんな彼女をブランは愛おしげに見つめつつ、何度も何度も金属の棒で彼女の中を蹂躙する。
ん、ふっ!あっ!
小さく狭い彼女の穴の中。そこから全てを出し切って、ブランはにこやかに言った。
はい、こちらは終わりです。反対側も掃除して差し上げますから、こちらを向いて下さい
だから耳掻きくらい自分でできますっ!
フローロはブランの膝からがばりと起き上がって、そう叫んだ。
あらまあ、陛下ったら。小さい頃はあんなにしてしてとおねだりしてきたではありませんか
昔の話でしょっもう!ブランはいっつも私の話を聞いてくれませんね!?
強引に身体をひっくり返され、ブランの柔らかな膝の上に頭を固定されて、フローロは叫んだ。
聞いておりますとも。全てはこのねえやにお任せ下さい。それとも昔のように、姫様と呼んだ方がよろしいですか?
やっぱり全然聞いてない
ブランの物腰はいつもにこやかで穏やかで、しかし自分の意見をけして曲げない。仕方なく身を委ねるフローロの耳の穴を、ブランは金属製の耳掻きで丁寧に掃除していく。
こうして彼女の世話をするのも十年ぶり先王陛下が人間たちの反乱によって倒れ、フローロを最下層へと逃した時以来であった。
今までずっとお待たせしてすみませんでした。これからはこのねえやがずっとここでお世話して差し上げますからね
その言葉に、フローロは先程までとは別の意味で身体を硬直させる。
外は危険です。あの時は姫様を逃がす事で精一杯でしたが、今ならばここでお守りしてあげられます
ブランの言葉に反応するように、入口の扉が音を立てて閉まる。フローロがそちらに目を向けると、分厚い鋼鉄の扉に、更に無数の鍵がかかっていく。
ずうっと、ここで暮らしましょうね、姫様
フローロの頬を撫で、ブランはこれ以上ないほど優しげな声で、そう囁いた。
第7話己の力を示しましょう-2
フローロサンを助けに行くには、まず中層に入らなきゃいけないんですよ
ガリガリと紙に地図を描きつつ、フォリオは説明する。
で、アタシやラディは基本的にユウェロイサマに呼ばれた時以外、中層には入ることを許可されてません。中層への通路はこことこことここの三箇所で、ユウェロイサマの部屋に一番近いのがここですね
そこに三つ階段の絵を描き、そのうちの一つに丸をつける。
絵、ヘッタクソだな
それは今別にいいでしょ!?
その場の誰もが思ったことをぼそりと呟くサルナークに、フォリオは怒鳴った。
上手に絵を描くスキルさえあれば
そこまで落ち込むことはなかろう。こんなものはわかればそれで良い
頭を抱えて俯くフォリオに、流石にOlは慰めの言葉をかける。
そんな事より、それでは中層に行くには守衛を倒さねばならんということか?
Olの魔術走査で調べた結果でも、上層に向かう方法はその階段しかなかった。
いえ、強行突破はオススメしません。中層に住んでるのはユウェロイサマ達だけじゃないですからね。そんな事したら壁族全体を敵に回す羽目になっちゃいますよ
それに中層ともなると守衛のヒト達も結構強いですし、とフォリオは付け足す。
では、魔術で姿を隠していくか?
それも、悪くはないんですけど確実性がちょっと低いんですよね