器用なことをするものだと思いつつも、もたらされるその快楽にOlは唸らざるを得ない。
膣口できゅっと根本を締め付けつつも、唇が亀頭を撫で上げて、舌で先端をなぞりながら全体をちゅうと吸い上げる。それはどんな名器でも生み出せない快感だ。
そして何よりOlを興奮させたのは、その情景。英雄が前後から男に犯され嬲られるさまだった。他の男に触れさせるつもりは毛頭ないが、どちらも自分であるならそれは征服欲を満たす要素でしか無い。
んぶっ、ん、んうっ
くぐもった嬌声を漏らしながらも、ユニスはわざとジュポジュポと音を立てながらOlのペニスを舐めしゃぶる。しとどに濡れた秘裂と口元、男を咥え込んだ二つの口から淫猥な音を鳴らす少女の姿に、Olの劣情は弥が上にも昂ぶっていく。
んんんっ
射精と同時、ユニスは頬を窄める程の強さで肉槍に吸い付いた。まるで子宮と取り合うかのように、Olの精を吸い上げ嚥下していく。間断的に吐き出される白濁を飲み干して、更に唇と膣口とで扱き立てながら肉茎の中に残った精液を最後の一滴まで絞り出す。
お師匠様、次は私たちに
ください!
息つく暇もなく誘ってきたのは、スピナとマリーだ。
互いに抱き合うように折り重なり、脚を広げて秘部を晒していた。
絡み合う黒と金の髪は、例えるならば月と太陽。それぞれの美しさを高め合うかのようだ。
ではいくぞ
まずは上側、マリーに覆いかぶさるようにしているスピナの方へとOlは己自身を押し当てた。出会って以来、十年以上に渡って殆ど毎夜のように可愛がってきた身体だ。Olの形に作り変えられたその穴は、殆ど力を込めなくともするりと彼を受け入れた。奥まで突き入れればピタリと嵌まるような感覚とともに収まる。
だが、それを引き抜こうとすれば一転して猛烈な反抗があらわれた。逃すまいとするかのような強烈な締め付け。
それを振り切って、すぐ下のマリーに突き入れる。まだ幼さを多分に残す彼女の中は、やはりまだ青くキツい。だがそれをこじ開けるように突き込んでしまえば、柔らかな膣壁の感触がOlをふわりと包み込んだ。
何もかもが対照的で、それでいてそれぞれに美しい姉妹を同時に味わう。男としてこれ以上に滾る状況もそうはないだろう。競い合うように鳴きあう二人の喘ぎを楽しみながら、Olは己のものが二本欲しいとさえ思った。
と、その思いに応えるかのように、スピナの腰が軟体化して形をなくす。そしてマリーの腰をすっぽりと覆うようにして半透明の下半身が重なった。
軟体と肉体の狭間にあるのか、スピナの尻を触れば柔らかくどこまでも形を歪めるが、スライム特有のべたついた感触はしない。乳房のように柔らかな尻肉を揉みしだきながら挿入すると、ユニスの時とはまた違った未知の快楽がOlを襲った。
スピナの膣壁がOlの竿をすっぽりと包み込み、先端だけをマリーの膣口が強く締め付ける。引き抜けば縋るようにスピナの媚肉が纏わり付いてきて、押し込めばどこまでも肉を歪ませながら受け入れていく。互いの性器の長さが倍になったかのようだった。
スピナの肉を押しのけながら、マリーの膣口をこじ開けて子宮口をトントンと叩く。腰を引けばつるりとマリーの膣口が先端を撫でながら、スピナの柔らかな蜜壺がどこまでもOlの怒張を包み込む。どれだけ大きく腰を動かしても、気持ちの良い肉に包まれ擦り上げられる。この上ない快楽だ、とOlは思った。
しかしその考えが間違いであったことを彼はすぐに悟る。
リルの尾がそそり勃った茎の根本にきゅっと巻き付き、先端にユニスの舌の感触を覚えたからだ。
英雄の少女は口を大きく開けて、はしたなくよだれを垂らしながら虚空で姿の見えない男根を舐めしゃぶっている。普段快活な少女が見せる淫靡な雌の姿に、Olの肉槍は更に硬度を増す。
淫魔の美女はその種族とはかけ離れた、恋い慕う乙女のような表情で夫を見つめていた。だがそうしながらも、その尾はまるで別の生き物のように、Olの動きに合わせて竿を扱き立てる。
Olは堪らず二人を抱き寄せて、乳房と尻とを鷲掴みにし、誘うように半開きにされたリルの唇にむしゃぶりついた。打てば響く鐘のように、舌が絡みついてくる。リルとユニスの指がついと胸元を撫でてくるのを感じながら、Olは熱く滾った肉棒をスピナとマリーの秘裂に何度も打ち込んだ。
そうしながら同時にユニスの口内を喉奥まで犯し、リルの口の中も舌先で蹂躙する。四人の妻を同時にいっぺんに犯すような興奮に、流石の魔王も我を忘れ猛り狂った。突き込みながら一度、二度放ってもその怒張は萎える気配も見せず、リルを、ユニスを組み敷いて再び犯す。
最後は四人の妻全員の口奉仕を受け、己のものだと主張するかのように四人の髪と顔とに白濁をぶちまけて、魔王はようやく眠りについた。
第2話海中ダンジョンを作りましょう-1
湯殿を作らねばならんな
そうね。急務ね
マリーちゃんも、それに賛成です!
本拠地に戻るユニスとスピナを見送って、朝日の中宣言するOlに、リルとマリーは一も二もなく賛成した。
情事を経て、汗やその他互いの体液で汚れきった身体は不愉快と言う他ない。
一応湯に浸した布で全身拭いたものの、まるごと肩まで湯に浸かるあの幸福には代えがたいものがあった。
早速、二代目の湯殿を作りましょう!まずは地下水脈を掘り起こして、後地熱のある場所に引き回せばいいんだよね!
そう簡単にはいかんのだ
俄然やる気を見せ始めるリルに、Olは首を横に振る。
前のダンジョンとは状況が違う。最も問題なのは、魔力を殆ど使えんということだ
すやすやと眠るソフィアの傍らに鎮座するダンジョンシード。
その中身は殆ど空っぽと言ってよかった。
幸運にもこの森には魔力を貯める性質があったようで、予想よりはかなり広大な面積をダンジョン化できている。だがその性質上、ダンジョンは地上の森と地下一階だけだ。地下水脈に繋げるには深さが足らんし、掘るには魔力が足らん
あー。龍脈の中じゃないとそんなに大変なのね
前のダンジョンでは迷宮の拡張はインプやコボルトに任せるだけで良かったが、こちらではそもそもそういった手下を維持するだけの魔力すらないのだ。
ユニスに連れて帰ってもらえればいいのにね
無い物ねだりをしても仕方がなかろう。現状で十分役に立っている
ユニスの転移は万能なように見えて、欠点が二つあった。
一つは、彼女が抱えられる程度のものしか一緒に転移できないことだ。
人ならば二、三人程度が限界で、あまり大きく重いものは運べない。
最低限生活する分の魔力はスピナに溜めてユニスに運んでもらっているが、スピナは魔力を溜め込めば溜め込むほど分身が増えてしまうため一気に運べない。
何度も転移を繰り返せばいいのだが、理力というものは魔力と違って貯めるのに非常に時間が掛かる。必要なだけの魔力を運ぼうとするとあっという間に蓄えが尽きてしまう恐れがあった。
もう一つは、長距離の転移には危険性を伴うということだ。
彼女の能力は結界や距離に左右されないが、逆に言うとあまりにもどこにでも飛べすぎる。うっかり地中や海底に飛んでしまえば、そのまま潰れて死んでしまう可能性もあった。
帰り道はダンジョンの中にユニスが飛んで来る専用の部屋を作っているからいいが、問題はこちらへ来るときである。どんな状況かわからない場所に飛ぶのはあまりにも危険過ぎる。
だが、絶対安全に飛べる場所が一つだけあった。それはOlの前だ。
そもそもユニスの能力は、敵に囚われたOlを助けに空間を無理矢理繋いでみせた経験によるものである。故に、Olの元にだけは彼がどこにいようと確実に飛ぶことが出来た。
それが同時に、Olが本拠地のダンジョンに帰れない理由でもある。Olが帰ってしまうと、また船で一から新大陸へ向かうはめになってしまうのだ。
じゃあ、どうするの?
簡単な話だ
リルの問いに、Olは懐から小瓶を取り出す。
質で勝てぬのなら数を作れば良い
まだあったの、それ
Olが取り出したのは、ダンジョンシードだった。
計画はこうだ。海辺にダンジョンを作り、水路をこちらの森の迷宮まで引き込む。いわば、ダンジョンを人工的な地下水脈として使うわけだ
ダンジョンの中に水が溢れちゃったりはしないんですか?
それは多分、大丈夫かな
マリーの素朴な質問に、リルが答える。
地下のダンジョンの床で考えても、海面より高い位置にあるからこっちに流れこむことはないわ。勿論、満ち干きや波を考慮する必要はあるけど
でもどうせ引くなら、湖か川の方がいいんじゃ?
ダンジョンの中には勿論海はない。だが、マリーは何度かOlに海へと連れて行って貰ったことがあり、海というものを見知っていた。
無限に続くのではないかと思えるほどに広い海原や打ち寄せる波で遊ぶのは楽しかったが、その後ひどい目にあったことを覚えている。
水はすごい塩辛くて飲めないし、お風呂みたいに浴びると髪がバサバサになるし
何言ってるの、それがいいんじゃないの
海で遊んだあとはしっかり真水で洗えとメリザンドに滾々と諭されたのを思い出してマリーが渋面を作っていると、リルがずいと身を乗り出した。
どうせ毒の混入とかをこの心配性が心配して浄化は必須だもの。そのための魔道具は今まで何回も作ったし、何なら前のダンジョンに予備もあるはずよ
それは既にユニスに持ってくるよう言ってある。今晩には届くはずだ
さっすがOl!
リルはOlに抱きつくと、音を立ててその頬にキスをした。
えっと、何でリルはそんなにテンション高いの?
何って、塩よ、塩。海水から真水を取り出せば、塩が取れるのよ!
それの何が良いのかわからなかったが、リルの勢いに押されてマリーはこくこくと頷いた。
それに、海とつなぐなら魚も取れるんじゃないかな?海魚よ、Ol!どれも前のダンジョンじゃ、外から貰ってくるだけのものだったのに、ダンジョンの中で取れるなんてとっても素敵じゃない?
確かにそうだな。ダンジョンの中だけで調達できるならばそれに越したことはない
全てが内部で完結し、完全な自給自足を成り立たせる。それがOlの理想とするダンジョンである。
この森にも探したら、食べられる木の実やキノコなんかもあるかもしれないわ。腕が鳴るわね
そこで初めて、マリーはリルが料理に情熱を燃やしているのだと気がついた。
料理するのそんなに楽しいの?
うん、楽しいわよ
自分は食べられないのに?という言葉を、マリーは何とか飲み込む。
Olが美味しそうに食べてくれるからね
しかし顔には出ていたようで、堂々とした惚気で返された。
ね、だから、落ち着いたらキッチン作りましょうよ。前のダンジョンだと、ちょっとわたしの部屋から遠すぎると思ってたのよね。使うのは侍女がメインだから仕方ないんだけど。こっちにはそこまで人連れてこないし、龍脈の中に無いならそこまで構造にも制約がないでしょう?
くるくると部屋を回りながら構想を立てる淫魔の姿は、まるで引っ越しをしてきた新妻のようだ。
リルって、なんかOlさまにすごーく似てきたよね
え、どこが?全然違うじゃないの
ぼやくように呟くマリーに、リルは輝かんばかりの笑顔でそう答えた。
第2話海中ダンジョンを作りましょう-2
まずはあの魔動船から資材を回収するぞ
波打ち際に停泊している船を指差すOlに、マリーは元気よく手を振り上げた。
必要な物資の殆どは毎日ユニスに運んできてもらっていたから、積み荷という程のものはない。とは言えいくらかの食料や水は万一に備えて余分に積んである。傷んでしまう前に回収しよう、ということで、Olはマリーを伴い海岸へとやってきていた。
ちなみにリルは森のダンジョンに残り、ソフィアの面倒を見つつキッチン周りの整備を進めている。
うわっ、なにこれ!べちゃべちゃだ
甲板に登ったマリーは、その惨状に目をむいた。
一面、海水で汚れていたのだ。
わたしたちがいない間に、高い波でも来たのかな
いやそういうわけではないようだ
船室の入り口を検分し、Olは硬い口調で答える。
その扉は、明らかに波ではなく何者かによって力づくで外されたものだった。
どうやらこの周辺には、何かが棲んでいるらしい。どのような生き物かまではわからぬが、少なくとも