乙女としてはそれほど価値の高くないミオを見せておいて、譲歩を引き出したところでマリーを見せ、一気に契約させる。元々予定していた通りの手だが、ここまで劇的に態度が変わるとは思わなかった。
ああ、あんなもん人間ビビらせる為にやってるだけだ、別にいいだろ。それよりとっとと契約しろよ!
まさかロリコンだったとは。
口に出さず呟き、Olは懐からリルと契約した時と似たような条文を突き出す。悪魔はマリーに釘付けになりながら、よく見もせずに契約に同意した。
おいてめえ、騙しやがったな!?
ローガンと名乗った悪魔はOlの襟首に掴みかからんばかりに詰め寄った。
契約でOlに対する暴力が禁止されていなければそうしていただろう。
嘘はついてないだろう
666の悪魔とか言いやがって、600匹以上インプじゃねえか!
正確には650匹だな。他は10匹ガーゴイル、5匹ヘルハウンド、1匹サキュバスだ
普通の魔術師は、インプなんて悪魔の数に数えたりしない。あんなものは下級も下級、最下級の存在だからだ。そもそも2,3匹呼べば事足りるような仕事しか出来ない悪魔を何百も呼び出す意味など普通はない。
それに処女の血! そりゃあ、マリーの血は滅茶苦茶美味かったけど週に1滴2滴ってどういうことだ!?
契約書にはちゃんと書いたはずだがな。見なかったのはお前だ
普通、悪魔に血を捧げるといえば生贄の血全部だ。つまり、魂は渡さないが、肉体一個丸々といっていい。
あああああ! 騙されたあああ!
時既に遅し。ガチガチに縛られた契約によって、ローガンはOlや女たちを襲う事さえ出来ない。
Olって本当、男には容赦ないよね私女で良かった
自分が辿る可能性もあった道を横目で見ながら、リルはほっと胸を撫で下ろしたのだった。
閑話部下と交流しましょう-1
いやぁ~、マリーは本当に可愛いな。影の中まで心地良いぜ
声をあげるな変態
Olは頭を抑えながら、傍らを歩くマリーに言った。彼女の影の中にはローガンが潜んでいる。
とりあえず戦闘以外に使う気のないこの悪魔を、Olはマリーの影の中に潜ませておく事にした。それなりに分別のあるスピナやユニスと違い、幼い彼女はフラフラとどこに行くかわからない。
その護衛兼お目付け役と言う意味もあるし、マリーの影に入っていれば不満を口にしないので、煩いローガンの口を封じるためと言う意味もある。
いいか、週に一度の血以外に絶対に手を出すなよ
分かってるって、旦那。俺だってこんな極上の人間を失いたくはないしな。イエスロリータ、ノータッチ!
のー、たっち!
その馬鹿の真似をするな、マリー
意外とマリーとの仲は良好なようだったが、用済みにになったら消し炭にして魔界に返してやる、とOlは心に誓った。
ミオ、調子はどうだ
あ、Olさん。はい、今ブラッシングが終わったところです
家畜部屋を覗くと、毛足の長いブラシを片手にミオが牛の背をぽんぽんと叩いた。
食料にする為の家畜だが、食料が余ってきた為に最近はすぐに締めるのではなく、しばらく生かすようになっていた。その世話を自ら買って出たのがミオだ。
元々村では牧場主の娘であった彼女は、Olたちの杜撰な管理に眉を吊り上げ怒った。自身を生贄として差し出されても、Olに悪魔の餌にされそうになっても怒らなかった彼女がいきなり怒鳴りだしたのにはOlも驚いたが、それ以来彼女は甲斐甲斐しく家畜達の世話をしている。
普段は自分の食べ物も慎ましい態度で受け取るのに、家畜の世話に必要なものは遠慮なくぽんぽんと要求してくる。お陰で家畜部屋はどんどん広くなり、施設や備品も充実の一途を辿っていた。
今から風呂にいくところだ。お前も来るか
あ、いいんですか? じゃあ、お言葉に甘えて
あまり見た目に頓着しないミオだったが、やはり女なので衛生には気を使った。家畜の世話をしていればどうしても身体も獣臭くなるし、汗もかく。自分からは言い出せなかったので、Olの申し出は嬉しかった。
風呂は常に沸いているから、入るのに許可は要らん。好きな時に浴びるがいい
は、はい
家畜小屋を離れると、ミオは緊張した面持ちで頷いた。家畜が関係しない事だと彼女は酷く気弱で控えめな少女になる。
ぶべ!?
並んで廊下を歩いていると、突然ローガンがくぐもった声をあげた。そのまま歩くマリーの影から、べりべりと引き剥がされるように実体化する。
お前は風呂など必要なかろう。結界を壊すなよ
Olがあらかじめ張って置いた悪魔よけの結界だ。と言っても、リルは影響を受けないので実質ローガン除けといっていい。
なっ!?ふざけんな、テメェマリーの柔肌を独り占めする気かぁ!?
お前と一緒にするな
とは言うものの、リルが仕込んだ口での奉仕は何度も受けているのでOlもあまり人の事はいえない。
あ、あの、Olさん、ちょっと可哀想じゃ?
結界に阻まれ叫ぶローガンが、屠殺場に連れて行かれる家畜たちに重なってミオは思わずOlに声をかけた。
おおっ、いい事言うなそこのババア!
気のせいでした、いきましょう
が、返ってきた言葉にすぐさま踵を返す。このダンジョンに何故か沢山いる美女たちに比べれば数段劣るとは言え、齢十六花盛り。ミオにも乙女心と呼べるような物はあるのだ。
おぉ、先に失礼しているぞ、主殿
扉の先に広がっていた光景に、驚くと共にミオは落ち込んだ。気持ち良さそうに湯に漬かっていたのはエレン達黒アールヴだ。リルやユニス、スピナといった美女達と並んだ時も惨めな気持ちになるのに、褐色の美女が五人も揃うと迫力が違う。
って、混浴なんですカッ!?
躊躇わず服を脱いで備え付けの籠に放り込むOlに、思わずミオの声は裏返った。
それはそうだ。今の所居住区に男は俺しかおらんしな。常時湯を沸かせるのにそれなりに魔力も使っておる。わざわざ別にする事もなかろう
Olは自然にローガンの存在を無視した。
綿密な計算の元でダンジョンの通路を引き、龍脈の形を整え、地熱を運ぶ事で作り上げたこの湯殿はOl自慢の一室だ。
部屋にはモザイクタイルが敷き詰められ、微妙に傾斜があって濡らしても自然と水がはけるようになっている。浴槽は床の上に設置するタイプではなく、床を掘り下げて湯を溜めてある。以前の様に焼けた石を放り込むまでもなく水は常に適温に温められ、好きな時に入る事ができる。いわば人工の温泉だ。
主殿、この前頂いた弓を試してみたのだが、あれは素晴らしいな!灰色熊を一撃だ。後で毛皮と肉は進呈差し上げる
エレンは湯殿の中から、若干砕けた口調でOlに笑いかけた。
堅苦しいのは相変わらずだが、以前の様な余所余所しさはない。どうやらこちらが地の様だ。
ドヴェルグが作り、Olが呪を封じ込めた弓は一級品の魔弓に仕上がった。
驚くほど軽く引くことが出来るのに、その強さは石弓以上。狙った場所でピタリと止まり、空に放てば地平線の彼方まで矢を飛ばす事ができた。これにアールヴ達の腕が加われば百発百中、5人で放てば矢は雨の様に降り注ぐ。
うむ、それは何よりだ。早く仲間が見つかると良いな
Olはマリーを抱えて、アールヴ達の輪の中に腰を下ろした。湯船はまだ幼いマリーの背には少し深い為、こうして抱えてやらないとおぼれてしまう。
ミオ、お前もさっさと入れ
入り口で顔を赤くしたり青くしたりと忙しなかったミオも、Olに促されて渋々服を脱ぎ、湯船の端の方におずおずと身を埋める。じんわりとした暖かさが身体を包み、その心地良さにミオは思わず息を吐いた。
それでな、主殿
ごほん、と咳払いをし、エレンは改まった様子で切り出した。
あのような素晴らしい物を賜り、我ら一同、ますます主殿への忠誠を確かにした。ついては、その名目だけでなく、実際にも主殿の物にして欲しいのだが
エレンはちらりとミオに目をやった。
ああ、あれの事なら気にしなくていい。ここで構わんか?
主様が望まれるのであれば、いつどこででも
するりとエレンはOlに擦り寄り、胸を押し付けた。スレンダーでほっそりとした白アールヴに比べれば、黒アールヴの身体はいくらか肉感的だ。
ミオ、抱えてろ
Olはミオに猫の子でも渡すかのようにマリーを任せると、エレンに湯船の縁に手をつけ、尻を突き出すように指示した。そのまま後ろから突き入れると、アールヴ達がOlの周りに集まり、しなだれかかる。
はぁぁさすがはOl殿、こちらの固さも素晴らしいな
そちらも、黒の氏族の抱き心地の良さを教えてくれるのだろう?
両腕にそれぞれアールヴを抱き、腰だけでエレンを突きながらOlはそう囁く。
ああっ勿論、だともっ
エレンはきゅうっと膣を締め付けると、激しく腰を振ってOlの物を飲み込んだ。
肉と肉がぶつかり合う音が浴室にパンパンと響き、淫らな雌の匂いが充満する。
なるほど、これは悪魔の使いといわれるわけだ。まさに魔性の快楽だな
リル殿にも負けぬ良さだろう? 存分に味わってくれ
弓を引く為に鍛えられた筋力はOlの一物を柔らかな肉で締め上げ、耳元で感じられるお付のアールヴ達の甘い吐息や、すべすべした肌の感触が否が応にも興奮を高めていく。単純な技術の腕はともかく、この連携の取れた包囲網は淫魔にも為せない愉悦の坩堝だ。
だが、やられっぱなしと言うのも性に合わんな
Olはエレンの腰を掴むと、いきなり奥深くまで突き入れた。
ふ、あぁぁっ
強引な抽送にペースを乱され、エレンは背筋を反らせる。
その隙を突くように、Olは腹側の膣壁を擦りあげた、
ふあっ、ああぁぁっ!
ガクガクと震えるエレンの膝を支えるように腹に手を回すと、腰を密着させてぐりぐりと刺し貫く。後ろからこうすると、他の体位よりずっと奥まで届く。
あ、あ、あ、あ、あ!
一声ごとにエレンの声が余裕をなくし、高く上がる。
そ、れ、だ、め、ぇっ! いくっ!
エレンは固く浴槽の縁を掴み、ピンと背筋を反らしてぶるぶると震えた。膣内がぎゅっと窄まり、Olの物を締め付ける。
行くぞっ!
Olは一旦腰を引くと、一気に二度、三度奥まで突き入れた。
あっ、あっ、ああああっ!
そして、ぐっと腰を押し付けながら、最奥で大量の欲望を吐き出す。
~~~~~~~~~っ!
胎内を蹂躙される感覚に、声もなく、息すら出来ず、エレンは絶頂に達する。
一物を差し込んでいるのに溢れ出るほどの量を注がれ、更に搾り出すように何度か中を往復し、Olが一息ついて離れるのを待って彼女も固く張り詰めた身体を弛緩させた。
よろよろと浴槽の縁に身を預け、脱力する。あまりの快感に、全身から力が抜け立つ事さえままならない。
一度でそうなっていては、まだまだリルには敵わんな
意地の悪い笑みを見せるOlの一物を、二人のアールヴが競うように舌を這わせ、清めていく。残りの二人が彼にしな垂れかかり、耳元で囁く。
まだ4人残っています。勿論、私達もご寵愛頂けるのですよね?
ああ、勿論だ
Olはアールヴの美姫達を抱きしめ、ニヤリと笑みを見せた。一人一回で限界に達するとしても5回。さて、リルが気絶するまで耐えた最高記録は何回だったかな、と思い返しながら、Olは次の得物を見定めた。
閑話部下と交流しましょう-2
あーっ! あーっ! あぁーーーーーっ!
まるで断末魔の悲鳴の様に叫び、果てるアールヴの膣内にたっぷりと注ぎ込む。Olがペニスを引き抜くと、彼女は他の四人と同じように股間から白濁の液を滴らせながら浴槽の縁にもたれかかった。五人とも、一度の絶頂でぐったりと力を失っていた。アールヴは絶頂が深いのかもしれない。
そんな事を考えながら、Olはくるりと後ろを振り向いた。
ひっ
その股間にそそり立つ、全く硬度を失わぬ肉剣を見てミオは息を呑んだ。
自分で慰めていたのか?
Ol達の痴態を見て興奮したのだろう。ミオは左腕でマリーを抱きながら、右手の指は股間にあてがわれていた。慌ててミオは手を隠すように背の後ろにやった。
隠さずとも良い。お前を抱く気はなかったが家畜の世話の腕は買っている。褒美をくれてやるとしよう
ざぶざぶと湯をかきわけながら近づいてくるOlから逃げようと、ミオはじりじりと後ずさりしようとするが、元々浴槽の端に座っていたのでそれもかなわない。
マリー、お前は先に上がっていろ。ちゃんと身体を拭いて、服を着るんだ。出来るな?
あい
元気よく頷き、部屋の隅へ乾いた布を取りに行くマリーを見送り、Olはミオの両腕を掴んだ。