あ、あの、Olさん、私、ほら、アールヴの皆さんみたいに美人じゃないし、その、あの

自分で言って、ミオは自分で落ち込んだ。そう、彼はただ、たまにはちょっと変わった娘を味わいたいと思っただけだ。毎日高級で美味しいものばかり食べてるから、たまには大衆食堂で定食でも食べてみるかな、みたいな。

卑下するな。確かにお前は美しいとは言えんが、醜いわけでもない

そんな事を思っていたものだから、その言葉はミオの心の奥底に楔の様に突き刺さった。

Olはミオの顎を掴むと、至近距離でその瞳を見つめる。

素材はそれほど悪くない。磨けば光るだろう。どうだ、俺に磨かれてみるか?

Olの深い茶の瞳が、ミオを覗き込む。その瞳は、魂の奥底までも見通すようだった。

駄目だ。頷いちゃ駄目だ。ミオの心は、全力で警鐘を鳴らした。頷いたらもう戻れない。二度と家族に会う事もできないし、二度と何も知らなかった呑気な牧場の娘にも戻れない。本能的に、ミオはそれを悟った。

目の前の、昨日までは気難しいけど意外と気さくな魔術師さんと思っていた男は、炎をまとって現れた悪魔よりも邪悪な存在であると、心の奥底から理解した。

だが。

はい

こくん、とミオは頷いた。その提案は何よりも甘美で、抗いがたい魅力を放っていた。美しくなりたい訳ではない。賛美を得たい訳でもない。

ただ、目の前の男の目に留まり、関心を持ってもらえるというただそれだけの事が、ミオの心を裏切り、身体を突き動かした。

んんっ

Olが頷いたミオを抱き寄せ、口付ける。そこに優しさや労わりは存在しない。自分が所有する物を扱うだけの、無慈悲で無遠慮な態度でOlの舌は彼女の口内を蹂躙した。

んっ、む、ぅぅっ!!

それだけでミオは軽く達し、身体を震わせる。

Olはミオの脇に手を差し入れると、身体を持ち上げて浴槽の縁に腰掛けさせた。そして両脚に手をかけると、ぐいと押し開く。

このまま入れるぞ

ミオが答える間もなく、Olは彼女の処女を貫いた。そこはアールヴ達の痴態と自慰によって明らかに湯とは別の、粘性を帯びた液体でしとどに濡れていた。

ふあぁぁぁぁぁっ!!

男を知らぬ胎内を蹂躙される感覚に、ミオは激しい痛みと、それ以上の快感を味わって再び達し、びゅっ、びゅっと音を立てて潮を吹いた。

もはや彼女の魂はOlの手の中に堕ち、与えられるものは痛みですら愉悦となっていた。首を寄越せと言われれば、迷わず剣の刃を自分の喉に突きたてるだろう。ただ平凡に生きてきた哀れな少女は、齢経た邪悪な魔術師によって完全に魅入られていた。

ふぁっ、ふっ、ふぁぁっ、あああっ、ふぁぁぁっ!

奥を突かれる度に稲妻の様に全身を走る絶頂の波に、ミオは高く鳴く以外何も出来ない。思考はとうの昔に飛び、膣内をOlの肉塊が往復するたびに、彼女の心から大切だった何かが零れ落ちていく。

随分楽しそうだな。私も混ぜてもらえるか?

ようやく体力が回復したのか、エレン達がいつの間にか忍び寄り、Ol達に絡みついた。

人間は好かぬが、Ol殿と、その寵愛を受ける者は別だ

エレンがOlに抱きついてその唇を吸い、もう一人が彼の首筋に舌を這わせる。

残りの三人はミオの両胸と唇にそれぞれ吸い付いた。

んんっ、んんんんんっ!!

口を塞がれ、声すら出せなくなったミオは絶頂の余り真っ白に染まる視界の中、自分自身が空っぽになるのを感じた。両親も、家畜達の記憶も、今はもう遠くどこかに飛んでいってしまった。ミオという人間は失われ、快楽さえもはや届かない。ただふわふわとした曖昧な意識と、蹂躙される肉の塊だけが存在する。

行くぞ!

そんな空っぽの器に、Olの精が注ぎ込まれた。バチン、と音さえ立てそうな濃厚なイメージで火花が飛び散り、意識が覚醒する。それと同時に、彼女を今までにない、凄まじい快楽が襲った。それは彼女の体の隅々まで迸り、満たしていく。

何もかもなくした彼女の存在全てを、Olと言う存在が埋めた。

最後に残った涙が一滴、ミオの頬を、流れた。

ヘルハウンドですか?

連れて来られた五頭の黒犬を見て、ミオは目を丸くした。

ああ。これでも一応悪魔の一種だが、世話は普通の犬と大して変わらん。身体は少しばかり大きいがお前を襲う事はないから安心しろ

わかりました。一生懸命、お世話させていただきます!

雄牛ほどもある巨大な犬を、ミオは以前と変わらない屈託のない笑みで撫でた。

しかし、その容貌には以前にはなかった色気が溢れ、自信に満ちている。

彼女の魂は完全に闇に堕ち、悪魔が放つ瘴気も何の苦にもしない。それどころか、その方が体調がいいほどだ。

では、頼んだぞ

はい。Ol様のご命令とあれば、何なりと聞いちゃいますよ!

今のミオなら、Olに命じられれば親兄弟にでも嬉々としてヘルハウンドをけしかけるだろう。本来なら、適当に抱くなり血を使うなりした後は村に返してやるつもりだったのだが、Olのほんの気まぐれと、家畜を扱う腕の良さによって、彼女は一生を闇に囚われる事となった。

どちらがミオにとって幸せだったかは、永遠に知られる事はない。

第8.5話ダンジョン解説

第8話終了時点でのダンジョン。

階層数:3階層

瘴気:4

貯蓄魔力:20(単位:万/日)

消費魔力:7(単位:万/日)

扉LV2

ドヴェルグによって作られた頑丈な扉。作られた時点である程度の魔力を備えており、対物理、対魔法双方に対してそれなりの強度を持つ。

扉LV3

ドヴェルグによって作られ、Olが魔術をかけて作った強固な扉。各階層間を守り、滅多な事では破壊できない。この扉をくぐる為には各階層のボスを倒す必要があるが、8話終了時点でボスは未実装である。

宝箱

罠のかかった宝箱。非常に重く、簡単には持って帰ることは出来ない。無理に開けたり破壊しようとすると罠が発動し、中の物を奪おうとする不心得者に罰を与える。実は簡易転送陣が仕込んであり、破壊さえしなければ罠の種類と中身をOlが自在にかえることが出来る。

工房

ドヴェルグの工房。武具から家具まで何でも作れるように出来ている。各種罠や宝箱に入れるための餌となる武具、迷宮の住人達の部屋に入れる家具などは主に酒や食料と引き換えにここで作成される。

アールヴの部屋

湯殿の傍にあった部屋を急遽改装し、アールヴの為に用意された。5部屋あり、エレンの部屋だけ一回り大きい。

家畜部屋

牛や豚、鶏などを飼育している部屋。元は家畜達を種別関係なく押し込め、地面に餌をばら撒いているだけだったが、ミオの要求により一新。湯殿の傍に以前の3.5倍の大きさで作られ、家畜たちは柵によって区切られ、世話の為の様々な器具が置かれている。なお、魔獣などの世話も一手に任されるようになり、専門となるインプも部下に与えられて家畜部屋は日々増築の一途を辿っている。

湯殿・改

龍脈の魔力を利用して無理やり地熱を引き込む事で、焼けた岩をいれずとも常に温かい湯が利用できるようになった。地面もモザイクタイルを敷き詰め水はけを良くし、片隅には脱衣所にいつでも清潔な布が豊富に用意されている。混浴。(※男悪魔を除く)

コボルト

鉱山の妖精が堕落した結果生まれた妖魔。鉄を腐らせる能力を持つ。強さはさほどでもないが、その能力によって戦士には非常に嫌われる。元鉱山の妖精だけあって坑道掘りを得意としており、自在に迷宮を拡張強化する事が出来る。

エレン(黒アールヴ)

戦力:8最大貯蓄魔力:4

森の妖精アールヴのうち、森の持つ暗い面をつかさどる黒の氏族の長。黒アールヴ達の中でも特に抜きん出た能力を持ち、百発百中の弓の腕と卓越した魔術の知識を持つ。魔力貯蔵量もかなり高い。

黒アールヴ

戦力:7最大貯蓄魔力:3

エレン配下の黒アールヴ達。エレンには一歩劣るものの、いずれも鍛え抜かれた精鋭中の精鋭。4人揃って戦えば、ユニスと互角程度の勝負に持ち込む程度の戦闘力を持つ。ちなみに名前はそれぞれアレット、ベティ、クロエ、デルフィナと言うが、作中で言及される事は恐らくない。

ドヴェルグ

戦力:6

卓越した鍛冶の腕と醜い容貌を持つ小人。火と鉄の妖精であり、森の妖精であるアールヴとは折り合いが悪い。一応彼らも黒ドヴェルグと呼ばれる事もあるが、アールヴの様に氏族で分かれているわけではなく、報酬の為なら闇の眷属にも力を貸す奴らと言うような意味合いである。戦力以上に鍛冶の腕が有用な為前線に出す事はないが、個々が一流の戦士でもある。

ジャイアントフライ

巨大なハエ。と言っても30cmほどで、戦闘力は殆どない。ゴブリンと互角の戦いを繰り広げられる稀有な存在。ただし、暗い迷宮でも関係なく空を飛ぶその機動力にだけは特筆すべきものがあり、侵入者があった場合真っ先に気がつき警戒音で辺りに危険を知らせる厄介な存在。なお、警戒音によって引き寄せられたジャイアントスパイダーに捕食される事も迷宮内ではよく見られる展開である。

オーガ

戦力:5

人食い鬼とも呼ばれる、身の丈3mを超える大型の妖魔。人に限らず、動くものなら悪魔以外は何でも殺して食べる。群れを作らず、気ままに動く為に数をそろえるのは難しいが、妖魔の中ではかなり強い力を持っている種族であり、戦力として十分に期待できる。Olの迷宮での主食はゴブリン。

媚薬スライム

生物は一切傷つけず身につけた衣服だけを消化し、媚薬効果で発情させると言うエロ小説の為だけに生まれたかのような存在。エロファンタジーではお馴染みだが実際に作ろうと思うと、技術は必要ないが天才的なバランス感覚と発想を要求される。なお、その後Olに回収、封印された。

ミオ

戦力:0最大貯蓄魔力:0.1

普通の村娘だったが、Olに魂を闇に落とされ、ダークミオとして転生。元々持っていたスキル家畜の扱いがギフト獣の理解者として成り代わった。これは魔獣・幻獣を含む獣と意思疎通をし、ある程度自分に従わせる事が出来る能力で、本人自身には戦闘能力はない物の、Ol配下の獣であれば自在に操ることが出来る。

ローガン(レッサーデーモン)

戦力:9消費魔力:3

レッサーという名とは裏腹に、ユニスに次ぐ戦闘能力を誇る強大な悪魔。でもロリコン。レッサーとは、神代に神にはむかった悪魔の中では下級、という意味であり、人間が扱えるものの中ではむしろ最上級に近い能力を持つ。でもロリコン。

あとロリコン。

非支配領域、支配領域共に戦力が充実し、またドヴェルグ、コボルトの協力によって大幅に防衛能力が増強した。初級~中級程度の冒険者ではOlの下に辿り付く事さえ出来なくなり、同時に多くの冒険者を引き寄せる下地が出来上がっている。

第9話街を蹂躙しましょう-1

Olのダンジョンは現在、全三階層である。

三階層と言っても、地下三階の迷宮という訳ではない。一つの階層は階段や坂などで簡単に行き来できる幾つかの階で構成されており、一階当たりおおよそ10mほどの高さを持つ。一階層につき3,4階分の幅を持つので、Olの迷宮はおよそ100mから120mほどの深さを持つ大迷宮だ。

階層間には道が一本しかなく、堅牢な扉が備え付けられており、Olを含むごく一部のみがそこを素通りできる鍵を持っている。この扉は魔力で強化されており、ユニスやローガンの力を持ってしても破壊には少々手間取るほどの頑強さを誇っている。

階層ごとに住むものは別れており、第一階層には勝手に住み込んだ野生の魔物や魔獣が、第二階層には契約を結んだ妖魔たちが。そして三階層にはOlとその愛人たちが住む居住区となっている。

その第三階層の更に奥、巨大な卓の置かれた部屋に、Ol達は集まっていた。

いよいよ、街へと侵攻する

重々しく告げるOlに、全員が注目する。卓を囲うのはリル、ユニス、スピナ、エレンといった顔ぶれだ。

こちらの戦力も大分整ってはいるが、村と契約したときの様に簡単にはいかん。村と街の違いは何かわかるか?

えーと人が沢山いる?

反射的に、リルがそう答える。当たり前すぎる答えを、Olは黙殺した。

人間の事を問われてもないや、待て。数の多い集落と少ない集落の違いか。多い方は武装している人間が多く、物見櫓や備え付けの弓なんかがあったな

エレンの答えに、今度はOlは頷いた。

ただ多いだけでなく、訓練を積んだ戦力と備えがある。その通りだ。

他にはあるか?

戦力って言えば、兵士だけじゃなくって冒険者もいるよね。街になればギルドだってあるし

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