彼女は無意識にOlの腰に脚を回し背中を抱いて、彼の胸板に額を押し付けるようにしながら全身でしがみついた。小さな彼女の身体はOlに上からのしかかられると、腕の中に全てすっぽりと収まってしまう。
Olはサリハの腰と背中に腕を差し込み抱き返すと、ひょいと身体を起こして彼女を抱き上げた。そうしてサリハを抱え上げたまま、彼女の身体を揺するようにして抽送を再開する。
あっ、あっ、あっ、あああぁっ!
まるで荷物のように抱えられながら、サリハに出来るのは押し寄せてくる快楽の大波に身を任せることだけだった。身体を持ち上げられ、そして落とされる度に太く硬い肉の剣が彼女の身体をまっすぐに串刺しにして、頭をハンマーで殴られたような衝撃が走る。
突かれる度に幼い少女は絶頂に達し、その余韻が抜ける間もなく再び奥を貫かれて、更なる高みに追いやられる。
ぎゅっと己のものを締め付けてくる膣口に、Olは小さく呻き声をあげた。小さく狭いサリハの膣口はそれでなくともOlのものを千切らんばかりに締め付けていたが、それ以上の圧迫感がOlの腰へと伝わってくる。
しかもそれは単なる偶然ではなかった。Olが奥を突く度に、サリハは膣口を締め付けているのだ。それどころか、抱きかかえられた状態にも関わらず、少しずつ腰をくねらせる動きまでが加わってきている。
これは、思っていた以上の逸材だ。Olは内心そう呟きながら、腰の動きに捻りを加えてサリハの中を抉った。自身の手首ほども太い男根に貫かれながら、しかしサリハはその快楽を貪り始める。
ああっんっ、いぃっ、いいよお!Ol、さまぁ!そこ、ゴリゴリ、してぇっ!
胸を触られくすぐったがって笑っていた少女の無邪気さは、もはや微塵もない。娼婦もかくやと言うほどの淫らさで、サリハは男を乞い願う。
一度突かれる度に絶頂しながら、その度に少女の身体は女として花開いていく。恐ろしいほどの成長速度だった。
出すぞ!
うん、ください、Olさまの、精液、おなかのなかに、たくさん、びゅーびゅーして、いっぱい、くださいっ!
性の知識もなければやり方を教えられたわけでもないのに、サリハは甘えた声でそうねだる。言葉だけでなく、彼女の身体の奥底で、降りてきた子宮口がOlの男根の先端にまるで口付けるように吸い付いてくる感覚があった。
たまらず、Olはサリハの膣内に精を解き放つ。
ああああああああああああぁぁぁっ!
凄まじい量の白濁の液が直接サリハの胎内に注ぎ込まれ、その感覚に彼女は今まで一番深く絶頂に達した。
白目を剥きながら舌を突き出し、身体を激しく痙攣させる彼女の結合部から、黄金色の液体がちょろちょろと漏れ出る。
Olはサリハの身体を大きく揺らして自身を扱きたて、彼女の中に最後の一滴まで注ぎ込む。そうして全てを絞り出したその時には、サリハはもう気を失っていた。
彼女の身体をベッドに横たえペニスを引き抜こうとすると、意識もないのにそれを拒否するように入り口が強く締まる。
処女で、これか
もう少しこの娘の胸が大きかったら、国を傾けていたかも知れん。
Olは苦笑しながら、そう思った。
第13話愛されるダンジョンを作りましょう-5
パチリとサリハが意識を覚醒させた時、そこは石造りの簡素な部屋ではなく、日干しレンガで作られ豪奢な飾り付けのなされた宿の一室であった。
おや、ようやく起きたかい、お姫様
傍らでオリーブの塩漬けを摘んでいた父親が、半身をもたげたサリハに気づいて声をかける。
あれ?私
ピラミッドの探検がよほど疲れたんだろうね。ぐっすり眠っていたよ
ピラミッドダンジョン。そっか
父親の言葉に、サリハの記憶が蘇る。そうだった。石のダンジョン攻略体験を終えた彼女は、そのまま父親より先に宿に戻って少し休むつもりでベッドに横たわり、そのまま眠ってしまったのだった。
で、冒険はどうだった?
うん、すっごく楽しかった!あのね、剣からね、火が出てね、こーんな大きな怪物たちが出てきたんだけど
寝ぼけ眼は一瞬にして覚醒して、彼女は熱心に体験したことを父親に語る。父はそれをうんうんと頷きながら、笑みを浮かべて聞いた。
それで最後は、ワニみたいな凄く大きい怪物この宿と同じくらいの大きさよ。そんな怪物と戦って、何とか勝って、捕まっていた王様を助けたの!そこまでいったのは、私が初めてなんだって!
それはすごい。流石私の子、サリハだ
パチパチと拍手をして褒め称えてくれる父親に得意げにしながらも、サリハは何やら物足りなさを感じていた。もっと何か、楽しく、素晴らしいことがあった気がする。けれどそれを思い出そうとすると記憶に霞がかかったかのように、思い出すことができなかった。
はっきりと覚えているのは、未知への興奮と、圧倒的な幸福感。すべてが満たされて、天にも昇るような心地。年に一度の夏祭り、母なるアンニルの川の氾濫を祝う豊穣の祭りで出されるごちそうを食べた時の喜びを、何百倍にもしたような。
ねえ、お父様
それを思い出すと、サリハの口からは自然と甘えたような声が出ていた。
私、またここに来たいな
それは今まで彼女が出したことのないような、どこか艶めかしさを含んだ声色だった。
熱い湯に体を埋め、Olは深く息を吐く。
愛液に精液と破瓜の血、唾液に涙におまけに尿。およそ人の分泌する全ての体液で汚れた身体を洗い流して、ようやく人心地のついた思いだった。
そこに突然、真っ白な身体が虚空に出現したかと思えば、激しく波飛沫を立てながら湯の中に飛び込んだ。
あまりにも一瞬のことでその姿は確認できなかったが、こんなことをするのも出来るのもたった一人しかいない。
Olはびしょ濡れになった顔を拭いながら、怒りを湛えた声で娘の名を呼んだ。
どうだった?楽しかった?
だがソフィアは意に介した様子もなく、きらきらとまばゆく輝く瞳でOlの顔を覗き込む。
それはまあうむ
楽しいか楽しくないかで言えば、楽しい時間ではあった。何も知らぬ純真無垢な小娘を己の色に染めていくのは、なるほど男であれば誰もが奮い立つような喜びであることは間違いない。
それが、染めれば染めるほどに生糸のように吸収していく才能あふれる少女であればなおさらだ。だが流石に娘にそう答えるというのは、どうにも憚られた。
良くなかったの?
煮え切らぬOlの言葉にソフィアはずいと詰め寄る。
いや、そういうわけではない。だが意図がわからん。一体何故あんなことをした?
んっと。理由は三つあるの
ソフィアは生真面目な表情で指を三本立てて、それを一本ずつ折りながら説明を始めた。
一つ目は、単純に嬉しかったから。初めてわたしのダンジョンを踏破してくれた子だったもん
ふむ。それはわからぬではない
ダンジョンというのは侵入を防ぐものでありながら、しかし同時にその踏破を望む気持ちがあることを、Olもまた理解できた。無論生命がかかっているような状況であればそんな悠長なことは言っていられないが、遊戯として作ったダンジョンならその心境も不思議なものではない。
二つ目は、パパにも喜んでほしかったから。サリハは可愛くてとっても勇敢だったから、嬉しいかなって思ったの
閨事は横においても、優れたダンジョン探索者と触れ合うのはダンジョンマスターとして愉快なことだ。遊びとは言え、Olも監修として関わった迷宮を攻略するのは生半可なことではない。
三つ目はパパのご褒美のところ、見てみたかったから
だってパパのお部屋は見ちゃ駄目って言ってたでしょ?
確かに今回サリハと事に及んだのはピラミッドの中に仮に作り上げた書斎であって、Olの部屋ではない。だが事前に覗かれぬよう、その壁や天井は全て掌握したはずだ。
どうやって見たんだ?
サリハの目を借りたの
そんなことまで出来るのか。素直に答えるソフィアに、Olは絶句した。
Olとて、他の生き物の視界を借りて遠くのものを見ることは出来る。猫や蝙蝠のような生き物を使い魔にして、自分の耳目にするのはよくある魔術だ。
だが、人間を使い魔にするなど聞いたこともないし、Olほどの魔術師であれば使い魔契約を結んだ生き物は見ればわかる。サリハは使い魔になどなっていなかった。ということは、ソフィアは使い魔でも何でもない生き物の視界を盗み見れるということだ。それは驚愕だった。
日に日に出来ることが増えているのはわかっていたが、想像しようもないことまでできていくのはどう対処すべきなのか。しかもおそらく、ソフィアはそれを異常なことだと認識していない。当たり前に出来るようになったことを、逐一報告しろと言うわけにもいかないだろう。
ねえパパ
ソフィアはOlに擦り寄るようにして近づいて、言った。
わたしも同じこと、して欲しい
なんとなく、そう来ることは予想していた。
駄目だ
どうして?
俺とお前は、親子だろう
そう答えつつも、Olは己の言葉に疑問を抱く。
親子と言っても血のつながりがあるわけではない。そもそも魔王であるOlに、そのような倫理観の持ち合わせがあるわけでもなかった。
であるならばなぜ。
何故、ソフィアを抱くことにいや、劣情を催すことにすら、これほどの忌避感を抱くのか。
なんで、親子だったら駄目なの
ソフィアは拗ねたような声を出しながら、ずいと詰め寄る。
わたし、もう、大きくなったよ
そしてOlの腕を取って、自らの胸に押し当てた。
その膨らみはもはや幼い子供のものではない。成熟したとは言えないものの、大きさで言うならサリハよりもよほど大きい。
しっかりと女を主張するそこはこの世のものとは思えぬほどに柔らかく、衰えを知らぬ肌のすべやかさは極上の絹にすら勝る。ずっと触り、弄んでいたくなるような感触。それでも。
そうは言っても、お前はまだ子供だ。愛と情との違いもわかるまい
Olは肉欲よりも強い衝動に、ソフィアから手を離した。
俺のことを男として好いているのか、と聞いておるのだ
そんなのわかんないよ
Olの問いに、ソフィアは眉根を寄せた。
概念としては、わかる。
例えばマリーがソフィアに注ぐ愛と、Olに対して抱く愛は、別種のものであるということくらいはソフィアにも理解できた。
けれどそれは、リルがOlに抱くものともまた別のように思えるのだ。リルだけじゃない。ユニスも、スピナも、ユツやテナにサクヤ、ザナ。同じ行為をしている間柄でも、Olに対して持っている感情は別に見える。
せめて他にそういった間柄の男女がいれば、比較もできただろうが。
だって男の人なんて、パパしかいないんだもん
ローガンとホデリは、ナチュラルにいないものとされた。
であるならば、お前にはまだ早いということだ。焦らずとも良い。いつか自然とわかる
大切な娘であるからこそ、後悔させたくない。
己が抱いているのはそういう気持ちなのだろうとOlは結論づけた。
わかった!
また癇癪を起こし、嫌いなどと喧嘩になるだろうか。
Olがそう思っていると、案に相違してソフィアは明るい声で答えた。
てっきりまた怒るか拗ねるかするものと思っていたOlは虚を突かれる。
お前が納得したのなら、それでもいいが
釈然としないOlに、ソフィアはこくりと頷いて、言った。
ちゃんとパパにご褒美貰えるように、もっともーっと大きくなるね!
そういうことでは、ない。
Olがそう答える前に、ソフィアの姿は再び掻き消えてしまったのだった。
第14話臆病者を焚き付けましょう-1
はぁー綺麗
その光景に、リルが丸く目を見開いて思わず声をあげる。
だがそれは彼女に限ったことではなく、マリーにソフィア、ユニス、スピナ、そしてOlもまた同様であった。
青白く輝くその城は全体が水晶ででも出来ているかのように透き通っていた。まるで槍の穂先のように鋭く尖った幾つもの屋根が立ち並ぶ様はどこか幻想的で、その造形の美しさはOlさえも息を呑むほど。
別に見た目ほど大したものじゃないわよ。氷なんてうちには腐るほどあるんだから
そんな中でただ一人、氷の女王、ザナはつまらなさそうにそう呟いた。
あれは、氷で出来ているのか?
ええ。なにせ放っておいてもうちじゃ溶けたりしないし、湖に行けば幾らだって手に入るからね
Olの問いに、ザナはなんでもない事のように答える。
あれほど巨大な建造物が氷でできているなどと、信じがたい話だ。しかしどうやらそれは事実であるらしい。暦の上では夏であるのに、Olたちの歩く道にも雪は深く積もっていた。