竿を包み扱き上げるイェルダーヴの乳房が口奉仕の際の手と同じ役割を果たしているとするなら、ザナのそれは舌と同じ役目を持っている。
薄いが柔らかな膨らみは舌の腹のようなもの。そこで男根を根本から撫で擦るようにして、その憤りを受け止める。胸の先端の蕾は舌先のように硬く尖っていて、雁首や裏筋、鈴口といった性感帯を刺激する。
なるほど、確かにこれは大きな胸では出来ない繊細な奉仕だ。
ザナはすぐにそう心得て、胸を反らして剛直に押し付ける。
く、うっ
イェルダーヴのたっぷりとした乳房とザナの胸とに挟まれて、Olは小さく快楽の声を漏らす。彼の奴隷となった女はその声を敏感に聞き取って、微かな笑みを浮かべた。
漏れ出た先走りの汁が肉茎を伝って二人の女の胸元を濡らし、にちゃにちゃと淫猥な音を立てながら柔らかな肉の間を、硬く猛る剛直が暴力的に犯していく。思わず腰を揺らして突き出せば、彼女らは抗議の声をあげるどころかその動きに合わせて胸を押し付け、その肉体を差し出した。
イくぞっ!
Olが宣言すると、ザナは咄嗟に首を伸ばし、彼の肉槍の先端をぱくりと口に咥え込む。快楽の奔流は白濁の迸りとなって、勢いよくザナの口内へと注ぎ込まれる。
ん、むやっぱり、まずい
だから別に飲まんで良いと言っただろう
それをごくりごくりと飲み下し、顔を顰めるザナにOlは呆れて眉根を寄せる。
飲んだ方が嬉しいとも言ったじゃない
ぽつりと呟くようなザナの小さな声を聞き損ね、Olは問い返した。
ご主人、様
だが彼女が答えるよりも早く、今までずっと黙っていたイェルダーヴが声を上げた。
ご主人様、わたしにもお情けを、頂けませんか?
そう急くな。物事には順番というものがある。まずは姉の方からだ
瞳を潤ませ懇願するイェルダーヴにそう告げると、Olはザナの身体をベッドの上へと組み敷いて、彼女の膣口に硬く反り立ったままのペニスを押し当てる。
えっとマスター?イヴの方からしてもいいのよ?
いや、まずはお前からでなくてはならん
姉としての矜持か、それとも経験を持つがゆえの余裕か。そう提案するザナにOlは首を横に振り、既に潤みを帯びた彼女の中へと侵入する。
んっふ、あぁっ
あっ!んあぁっ!
嬌声は、二つ同時に鳴り響いた。
どうだ。良いだろう?
は、いっ
イェルダーヴの肩を抱き寄せながら問えば、彼女は快楽に身体を震わせてコクコクと頷く。今なお首輪によって魂を繋がれた二人は、その感覚が共有されているのだ。ザナを犯せば、その快感はイェルダーヴにも伝わる。
ん、うぅっ!
あぁんっ!
押し殺した呻くようなザナの声と、高く響くイェルダーヴの声。姉妹の鳴き声が、部屋の中に反響する。
Olはザナの膣内に腰を埋めながら、イェルダーヴの唇を奪い、その乳房をそっと撫でる。
途端、ザナが悲鳴のような声をあげた。二人が共有しているのは触覚や視覚のような五感ではなく、その心に感じた事柄、快楽そのものだ。イェルダーヴから流れ込んでくる多幸感と快感には、堪えが効かなかった。
マスターっ!そこ、だめぇっ!ぐりぐりしちゃ、やぁんっ!
そして一旦決壊してしまえば、もう我慢など効かない。己の弱い部分を的確に抉ってくる硬い肉槍に喘ぐザナの声色は、自分でも驚くほどに甘く。
ごしゅじん、さまぁっ!あ、あ、あ、あ、あぁっ!
三度目にして既に開発されきった雌の快楽を処女の身で流し込まれたイェルダーヴは、あっさりと気をやってしまった。
ちょ、だ、だめぇっ、こんな、のぉっ、凄すぎるよぉっ!
そしてそのイェルダーヴの絶頂に、ザナもまた一気に高みまで引っ張り上げられる。きゅうと収縮し逸物を強く締め付けてくる彼女の膣内に、Olは容赦なく射精した。白濁の液をその子宮の奥へと注ぎ込みながら、上半身ではイェルダーヴの胸を鷲掴みにしながら深く舌を絡めあっている。
だがそれを怒るような余裕は、今のザナには存在しなかった。射精しながらもOlは腰を彼女に打ち付けるようにして更なる快楽を刻みつけてきていたし、イェルダーヴから伝わってくる満たされた愛慕の念は、あるいは自分が口付けられて感じるそれよりも強烈なものだったからだ。
ごしゅじん、さ、まぁ
そしてそれはイェルダーヴの方も同様だった。今まで想像もしたことのないような凄まじい快楽が彼女を襲い、その脚の間からとめどなく分泌された愛液が滴り落ちて、小さな池を作り出すほど。
ああ。交代だ
Olは一旦ザナの膣内から男根を引き抜くと、イェルダーヴを押し倒して彼女の中に突き入れる。濡れに濡れたそこは、愛撫どころか遠慮すら不要だった。純潔を示す膜を破った感触だけが僅かにあっただけで、するりと奥まで男を飲み込む。
直後、ザナが熱に浮かされたような表情でOlの首に腕を回し、唇に吸い付いてきた。唇をこじ開けるようにして舌が入り込んできて、それに応じれば顔の角度を変えながら、より深くより密接に交わろうと口づけを何度もかわす。
彼女の身体がその称号の通りに氷で出来ていたなら、溶けてしまうのではないかと思うほどの熱烈なキスだった。
ふあぁっ!
激しく唾液を交換しながら手を彼女の後ろに回し、秘所へと指を滑り込ませる。するとくぐもった声と高い声、二つの嬌声が響いた。
んっ、あっ、あっ、あっ、あぁっ、あああっ、ああああっ!
太い指でざらりとした膣壁を撫でてやれば、ザナは口づけも忘れて身体をビクビクと震わせ、Olにしがみつく。
ふあぁぁんっ!あ、ああっ、ああんっ!あ、あ、あ、あ、あ、あ!
それにもまして嬌声をあげるのは、イェルダーヴだ。己の中心を貫く男根が齎す快楽に加え、姉の魂が伝えてくる、膣壁を指でかかれる快楽。本来ならば並び立つはずのない二種類の快楽は、つい先程まで男を知らなかった娘を容易に果てへと連れ去っていった。
そこっ、だ、めぇっ!気持ち、良すぎる、よぉっ!
そしてそれは再びザナへと伝わり、否が応でもその興奮を絶頂へと至らしめる。
イくぞっ!
きゅっと収縮する膣の動きに合わせて、Olはそう宣言し。
だめ、だめ、だめ、だめっ、イっ!ちゃ、うっ!
ああ、あああ、ああああ、あああああああああああああっ!
三人は同時に絶頂に達して、Olはイェルダーヴの膣内深くに、白濁の液を注ぎ込んだ。
お姉様、ずるいです
Olの右腕に頭を預けながら、イェルダーヴはそういった。
ずるいって、何が?
その反対側で、Olの左腕を枕にしながらザナは問い返す。
わたしはご主人様の精を一度しか注いで頂いてませんが、お姉様は二回も注いで頂いてます。不公平だと思います
二度って、一度は口で飲んだだけじゃないの
二人の手はOlの股間へと伸び、ゆるゆると扱かれていた。愛撫と言うよりは、半ば無意識的なものなのだろう。Olも二人の胸を揉みしだいているので、その辺りは文句は言えないが。
ですから、わたしも口で受け止めたいと思います
出来るの?あれ結構難しいけど
人を挟んで喧嘩するんじゃない。Olはそう怒鳴りたいのを、ぐっと我慢した。
互いに遠慮しあって言葉もかわせない今までに比べれば、よほどマシだと思ったからだ。
第15話不滅の勇者を斃しましょう-1
ヤマトの国、ソフィアの迷宮、その中核となるサクヤの火山。
無事とは言い難いかも知れないがヒムロとの同盟を取り付けて戻ったOlを、火山の主、サクヤはふんわりと微笑んで出迎えた。
そちらの方は、故郷にお戻りになったのでは?
だがすぐに、その表情は凍りつく。Olの腕に縋り付くように、イェルダーヴが付き従っていたからだ。
うむそのはずだったのだがな
わたしはご主人様の奴隷ですから、ご主人様の元にいるのが当然です
自由な身体が馴染んできたのか、それとも姉と和解して自信を得たからか。きっぱりとした口調で、イェルダーヴはそう主張した。
ずっとこの調子なのよ、この子
うんざりと、リルが肩を竦めて見せる。
ご主人様呼びはわたしだけのものだったのに!
どこに対抗意識を燃やしているんだお前は
大体、リルがOlのことをそう呼ぶのは機嫌がいい時か皮肉っぽく言うだけで、普段は呼び捨てである。敬意も何もあったものではない。
しかし仮にも王妹殿下なのでしょう?国にいなくて良いのですか?
まあ良いと言えば良い。一応、こいつは人質代わりなのだそうだ
同盟を保証し、盤石にするための人質。政治に明るいわけでもなく、純潔を失ったことにより太陽神の加護もなくした。だがしかし、高貴な血筋ではある。人質としての役割は確かに誰よりも適任だ。
Olにもソフィアにもザナにも、互いを裏切る気もなければ理由もないという事を除けば、だが。
最初はザナ自身が人質になる、などといい出したのだが、流石にそれはOlにも彼女の部下たちにも止められた。
旦那様。お召し物をお預かりしますわ。お手を広げてくださいまし
子供ではないのだから、脱ぎ着くらいは自分でできるが
いえいえ、させてくださいまし
サクヤはOlの背後に回ると、彼の着込んだコートを如才なく脱がし、畳んでいく。
寒い雪国から、ソフィアの通路を使って一気に火山の中へとやってきたのだ。人の居住する区域は適温に保っているとは言え、毛皮のコートを着込んだままではあまりに暑い。
ご主人様、わたしも着替えて参りますね
ああ。部屋は前のものをそのまま使え
ありがとうございます
イェルダーヴの姿を見送って、サクヤはくいとOlの袖を引く。
旦那様。サクヤは土産話が聞きとうございます。何せ燃えたぎる火山住まいなものですから、雪と氷の国に足を踏み入れる機会があるはずもなく。興味がございますわ
まあ構わんが
ソフィアの活躍を見守った上でザナとイェルダーヴの相手までして、多少疲れた。軽食でも取りつつ土産話をするのも悪くはあるまい、とOlは安易に頷いた。
結論から言って、サクヤの言葉は大嘘であった。
土産話などそこそこに、火山の女神は暑くなってきましたねなどと臆面もなく言い放ってその厚い衣を脱ぎ捨てて、そのたっぷりとした胸元を見せつけるかのように襟元を仰ぐ。
真正直に見聞きしてきたものの話をしていたOlも、流石にそこまでされれば彼女の意図に気づく。そう言えばここ一月、二月は服従の首輪の解析作業をしていたり、ソフィアのサハラ運営に付き合ったり、ヒムロを訪問したりしていて、サクヤの相手をしてやれていなかった。
サクヤは強引な展開を殊更に好む。Olは突然立ち上がって有無を言わさずサクヤをベッドの上に組み敷くと、半ば無理矢理に抱いてやった。
コンコン、と律儀に扉がノックされたのは、ちょうど一戦を終えてサクヤがOlの物を舐め清めているときのことだった。
誰だ?
イェルダーヴ、です。旦那様にお伝えしたいことがありまして、参りました
Olとサクヤは顔を見合わせる。イェルダーヴの声から判断するに、色事のために訪れた、というわけでもなさそうだ。
サクヤは一旦喉の奥までOlの肉槍を飲み込むと、唇で撫でるようにしながら吸い上げて、最後に先端に口づけを一つ落とす。
続きは、今宵に
そしてそういい置くと脱ぎ捨てた衣を拾い上げ、彼女の姿は炎の塊となって掻き消えた。
入れ
その甘い残り香すらも掻き消えたことを確認し、Olは衣服を正してそう声をかける。
扉を開けたイェルダーヴの姿は帰郷した時のドレスではなく、ウセルマートに着せられたというあの扇情的な装いに戻っていた。
その服、気に入っているのか?
そういうわけでは、ありませんが
恥ずかしげに腕で身体を隠すイェルダーヴの姿は、かえっていやらしい。
名前もそうだ。お前の本当の名はイヴというのだろう。何故まだイェルダーヴと名乗る?
それについては、単に物心ついた頃からそう呼ばれていたので、本名の方は慣れないだけです
ザナの話によれば、イェルダーヴが拐われたのは彼女が六つのときだったという。マリーがOlのダンジョンにやってきたのと殆ど変わらない年齢だ。そんな頃からそう呼ばれていたのなら、無理もないかと納得する。
だが、その服は何故だ?
それ、は
イェルダーヴは恥ずかしげに、Olをちらりと見つめた。
お嫌い、ですか?
なるほど
そう言われ、Olは無遠慮にイェルダーヴの肢体へと視線を走らせた。羞恥に煽られイェルダーヴはぎゅっと身を固めるが、抱かれたその腕に歪められた大きな乳房はかえってその存在感を強調される。