けれどもそれを口にすればOlを困らせてしまうであろうこともまた、わかっていた。
お背中、お流し致しますね
故にサクヤは、呟くようにそうとだけ言った。
Olも彼女の気持ちをわかっていながら、ただ頷く。
湯から上がり椅子に腰掛けるOlの背中を包み込むように、サクヤはぎゅっと抱きしめた。
あら
前に回した彼女の手に熱く硬いものが触れて、サクヤは唇を綻ばせた。
妾の粗末な身体で、こんなに興奮して頂けたのですか?
これのどこが粗末というのだ
Olは後ろを振り返ると、無造作にサクヤの乳房を掴む。手のひらにはとても収まらない、Olの囲う美姫たちの中でも屈指の巨乳だ。
あん
サクヤは嫌がる様子もなく微かに甘い声を上げ、男にそのたおやかな身を差し出す。その折れそうなほどにほっそりとした腰に腕を回して抱き寄せると、サクヤはOlに顔を向けて、そっとまぶたを閉じた。
二人の唇が重なり、軽く触れ合うそれは次第に深く強く、やがて水音を立てながら舌が絡まり合う。
お待ちくださいませ
たまらず組み敷こうとするOlの腕を、サクヤはそっと押し留めた。
旦那様。サクヤは、旦那様をお慕いしております
唐突にそんな事を言い出す彼女に、Olは怪訝な表情を浮かべる。
ですから旦那様に最も喜んで頂けるにはどうしたらいいか、そう考えました
サクヤの言葉に応ずるように浴場の扉が開き、見知った顔が姿を現した。
ユツ、テナ、タツキ、ホスセリにミシャ。イェルダーヴとザナまでもが、一糸纏わぬ姿で立ち並んでいた。いや、それだけではない。
リルにユニス、スピナにマリーといった、Olのダンジョンの中核を担う面々までもが揃っている。
旦那様のお好きなものは、美湯に美食、そして美女でございましょう?
唖然とするOlににっこりと微笑み、サクヤ。
最近忙しくって、こういう派手な乱交パーティーも出来てなかったしね
リルがふわりと浮いてOlに擦り寄り、色っぽく囁く。
ご主人様。せいいっぱい、ご奉仕させて頂きます
イェルダーヴがOlの手を取り、そっと己の胸に押し付けて。
ボクも頑張りますね、Ol様!
妖狸の耳をピコピコと動かしながら、ユツが逆側の腕を抱きしめた。
まずはご主人様のだーいすきな、おっぱい洗いからしてあげるね
ぐっとその双丘を強調するように持ち上げながら、リルがそんな事を言う。
別に、大好きという程のものでもないが
じゃあ嫌いなの?
リルに聞き返され、Olは押し黙る。勿論、けして嫌いではないからだ。
しかし一糸纏わぬ艶やかな姿で、視線を持って射殺さんばかりに睨みつけてくるザナが気になって仕方なかった。
ほーら。これからご奉仕しようとしてるのに他の子を見てるんじゃないの。わたしを見てよ
Olにだけ聞こえるような声で囁きながら、リルはOlの顔を己の谷間に埋めるように抱きしめる。
出会ってから十数年、そこに触れなかったことなど数えるほどなのではないかと思うほどに馴染んだ彼女の乳房は、しかし飽きるどころかこうして触れるだけで達してしまいそうなほどに気持ちいい。
男を魅了するためだけについている淫魔のそれは信じられないほど柔らかく、たっぷりとした質感を持ってOlの顔を包み込んだ。
かと思えば、伸ばした両腕と背中に別々の柔肉が押し付けられる。サクヤ、ユツ、イェルダーヴ。それぞれ違った形と大きさ、感触の乳房が石鹸の泡を纏って、Olの身体を洗い清めていた。
ぎゅっと手のひらに押し付けられ、Olの手の甲ごと揉みしだくように動かされているのは、イェルダーヴの張りのある乳房だ。コリコリと屹立した乳首がOlの指の間に擦り付けられ、それを摘む度に甘く声が漏れる。
その反対で、ユツはOlの腕を胸で挟んで生真面目に洗っていた。彼女の胸はふわふわとして柔らかく、それで擦られると何とも言えぬ心地よさ。まるで天上の雲を洗い布代わりにしているかのようだった。
そして背中を、サクヤが洗っている。豊満なバストは左右別々の動きをしながら背中に押し付けられて、それと同時にサクヤの手がOlの身体を撫で擦るように洗う。それは丁寧で心のこもった手付きだったが、そのしなやかな指がOlの胸元や脇腹を這う度に、痺れるような快感が走った。
ん。出そう?
すると交わってもいないのにリルがOlの状態を悟って、その尻尾がするりとOlの男根に巻き付く。そしてそのまま彼女は腰を下ろすと、何の抵抗もなく怒張を飲み込んだ。
いいよ、ご主人様。わたしの中にびゅーびゅー精子排泄しちゃって。他の女の子のおっぱいで興奮したご主人様の精液、わたしのおまんこで受け止めてあげる。あなたの使い魔の精液お便所、好きなだけ使って?
淫魔の技で締め付けられながらそんな事を言われては堪えようもない。言われた通りOlはリルの膣内に容赦なく精を放った。膣奥の子宮口がOlの先端に熱く口づけて、まるでそこに舌でもついているかのような綿密さで膣壁がペニスを撫でる。
そんな淫靡極まる動きを、リルはOlの顔を見つめながら、まるで初恋を抱いた少女のような表情でしてのけるのだからたまらない。
次は私がお清めさせて頂きます、お師匠様
リルの中での射精が終わるとざばりと湯で泡が流されて、入れ替わるようにスピナがOlの前に跪き、恭しい仕草でペニスを口に頬張る。
たつきもおうる、ぺろぺろするー!
そこに飛びつくようにタツキが続いて、彼女はOlの胸元に舌を這わせ始めた。
あなた様口を吸うても、良いじゃろうか
先程積極的に迫ってきた孫娘とは対照的に、おずおずと申し出てくるテナ。Olが顔を向けて頷くと、彼女は両手をOlの頬に当ててそっと唇を重ねた。
三人の女の舌が、Olの別々の場所をそれぞれ這い回る。
何より大事なものだとでも言わんばかりに丁寧に丁寧に肉竿を舐め清めるスピナ。
ちゅっちゅと音を立てながらそこら中に口づけ、しゃぶるように唇で甘く食むタツキ。
うっとりと頬を染めながらOlと舌を絡めあい、唾液を交換するテナ。
共通しているのは三人が三人共、まるで至高の料理でも口にしているかのようにOlを味わっていることだった。
そこに味わいを足してやろうと、Olは自由な両手を伸ばした。前傾姿勢になってぶら下がるタツキの乳房を揉みしだきながら、テナのふわりとした狐の尻尾が生えた尻を撫でさする。
ゃんだめぇおうる、そこ、触られると、たつきなんか、へにゃってなっちゃうんだよぉ
ん、ちゅああ、あなた様儂の貧相な身体で良ければ、いくらでもおさわり下され
正反対の言葉を返しつつも、しかしその意味するところは同じだ。Olが二人の柔肌を存分に楽しんでいると、対抗するかのようにスピナが剛直を咥えこんだ。
常人よりも太く長いOlのそれを根本まで飲み込んでも彼女はえずくことなく、喉の奥できゅっきゅと締め付ける。その献身的な動きに、Olはスピナの頭を両手で掴んで腰をぐっと押し付けた。
乱暴な動作だったが、しかしスピナは目を細め嬉しそうに受け入れる。その歯は柔らかな粘体に変化して、どれだけ激しくイラマチオを行ってもOlのペニスを傷つける心配はない。
んっ、んっ、んぶっ、んぅっ、ん、んんんっ!
自分勝手な動きで口内と喉とを犯され、白濁の液を流し込まれる。
普通なら苦痛と屈辱しか感じないような行為だが、スピナに限ってはそうではなかった。顔にしか触れていないにも関わらず、彼女は絶頂に達して身を震わせる。
はいとっても素敵でした
スピナの口内からペニスを引き抜き一応尋ねると、彼女はぽうっとした表情で頬をおさえそう答えた。
じゃあ次はあたしたちだねっ!
更に入れ替わり、ユニスがぎゅっとOlに抱きつく。
また今度、っていう約束まさか果たさずに帰るつもりだったんじゃないでしょうね?
ザナが少し拗ねたように、Olの胸を指先で突く。
さあ、我が主よ。存分にまぐわおうぞ!
塞の神、ミシャは性愛の神だけあってやる気満々と言った様子で詰め寄った。
じゃあお好きな相手をどうぞ、って感じでどうかな
言って、三人の美女は揃って四つん這いになって尻を向ける。
薄い褐色のユニスに抜けるような白い肌のザナ、淡黄白色のミシャと、色とりどりの花がOlの眼前に並んだ。
Olはまずユニスの腰を掴むと、遠慮なく彼女の中に突き入れた。
あぁっは、ぁOl、だぁ
何だそれは
安心しきったように呟くユニスに、Olは苦笑する。
なんかOlので、おなかの中、いっぱいになると凄く満たされるっていうか、安心、するん、だよね
ユニスの言葉に、Olは思わず押し黙る。似たような感覚は彼も持っていたからだ。特に子を生んでから、ユニスとの性交は快楽よりも先に充足感が来る。
けど今日は味見比べ、してくれる?
わざと扇情的に言うユニスに頷いて、Olは次にザナの腰を掴む。
いいよそのまま、挿れちゃって
いいのか?
秘所に触れれば確かに十分濡れてはいるが、ザナはまだ経験も少ない。それに気位の高い彼女がそんな扱いをされる事を望むとは思わず、Olは聞き返した。
んだってあたしはマスターの奴隷なんだもんでしょ?
どこか恥ずかしげに、しかしはっきりとザナはそう口にする。
たまらず、Olは彼女の中に侵入した。
まだ慣れきらない彼女の中は濡れているといってもキツく締め付けてきて、その初々しさを多分に残す膣肉の味わいは、馴染んだそれとはまた違った良さがある。
待ちかねたぞ
ザナの中を十分に楽しんだ後、Olはミシャの中へと突き入れる。彼女には、前戯どころか余計な愛撫すら不要だ。
ああこれだ。相変わらず汝の魔羅は素晴らしい
ミシャは喜びに震え、感嘆の息を吐く。
その膣内はザナとは真逆。キツさなどは微塵もなくするりと男根を飲み込みながら、絶妙な加減で締め付けてくる。一切の加減も遠慮もいらず、好きなだけ貪れる肉壷だ。
Olは三人の体を引き寄せ纏めて抱きしめると、ユニスに言われた通り欲望の赴くままに犯し楽しむ。ユニスのぴったりと収まる膣内も、ザナの初々しい性器も、ミシャの蕩けるような中も、それぞれ違って素晴らしい味わいだった。
うん、きてぇっ!
宣言するOlに、ユニスがきゅうと彼の男根を締め付ける。Olは己の剛直のかわりに、ザナとミシャの秘裂へと指を差し入れた。
あっ、あっ、あぁっ、んっ、ふあぁぁんっ!いいよぉ、Olぅっ!
く、ぅ、んっ、ふ、ぅっうっ、くぅんっ!
ゆ、指で、なんてっ、そんな、ああ、子作りで、ない、のにぃっ!
三者三様の鳴き声をあげながら、美女たちは身を寄せ合って絶頂に身を震わせる。Olは達する寸前にユニスの中から肉槍を引き抜くと、迸る白濁の液を彼女の尻から背中へと降り注がせた。
あぁOlの暖かい
くたりと脱力して突っ伏しながらも、ユニスは幸せそうにそう呟いた。
御館、様
最後の二人。
マリーに背を押されるようにして、ホスセリがおずおずと踏み出してくる。
何か言いたげな彼女の言葉を、Olはじっと待った。
謝罪や悔恨は既に何度も聞いていた。今ホスセリが言いたいのは、別のことなのだろう。
私呪い、解けた
獣の神とやらの力は、太陽神より弱かったのだろう。
ククルの呪いが解けたのだから、獣の神の呪いもまた解けた。
すまなかったな
自然と謝罪を口にするOlに、ホスセリは驚いたように少し目を見開いた。表情に乏しい彼女にとっては大きな変化だ。
俺はあの時、お前に答えてやれなかった
獣の姿を抱けるか。そう問われ、Olはイエスと答えられなかった。いや、今もなおそうだ。半人半獣程度ならばまだしも、完全に獣にしか見えない女を抱けるかと言われると、流石のOlとて厳しい。
だからそれは、俺の責だ
そんな、こと
ない、とは言い切れずに、ホスセリは視線を下に向けた。彼女が己の呪いを厭い、彼を裏切ってまで情報を求め、太陽神に乗っ取られる羽目にまでなったのは、ひとえにOlを慕うがゆえのことだ。
だがその一方で、勝手な判断で主人に迷惑をかけたのも事実である。ホスセリの価値観では、到底許されるようなことではない。
よかったね!Olさま怒ってないって
思い悩むホスセリに、マリーは明るく声をかけた。そう単純な話ではないことは、彼女とて理解はしている。だからこそ、マリーはあえて何も考えずにそう告げた。
ついでだ。お前の望むように抱いてやる。どうして欲しい?
それに便乗してOlが尋ねる。ホスセリは少し考えて、Olを見上げた。
御館様の子を、産みたい
Olが頷くと、ホスセリはころんと床に転がる。
私を孕ませて、御館様