ユニスぅ~~~~ッ!!
ちょ、リル、うわっ!?
勢いをつけ、飛び込むように抱きつくリルに押し倒され、ユニスは椅子から転がり落ちた。その直前、彼女の手にしていたフォークとパスタが山盛りになった皿、そしてそれを乗せたテーブルが部屋の隅へと一瞬で転移した。
お帰りなさい、ユニス
ん、ただいまスピナ。あれ、何かちょっと感じ変わった?
ぎゅうぎゅうとリルに抱きしめられながらも、ユニスはマイペースにスピナに言葉を返す。それに対し表情を硬くし、胸を押さえる彼女にユニスは疑問符を浮かべた。
色々聞きたい事はあるがまあとりあえず食え
両手にパスタを山盛りにした皿を乗せながら、Olはそれをテーブルに乗せる。
いや、流石にそんなには食べきれないよ!?
愚か者、これは俺とマリーの分だ
ユニスからリルを引っぺがし、テーブルの位置を元に戻しながら、Olは呆れた口調で言った。しかし、皿一杯に盛り付けられたそれは、いくら食べ盛りと言ってもマリーが食べるには明らかに量が多すぎだった。
あーっ、ゆぱすただぁっ!
マリーが部屋に入ってくるなり、そう叫ぶ。一瞬ユニスに視線を送ったものの、それはすぐにテーブルの上のパスタに取って変わられた。
マリーも相変わらずだねえ
一心不乱にパスタを口に詰め込む彼女の頭を撫でてやりながら、ユニスは苦笑した。
それにしても、ちょっと意外だったな。Olがあんなにストレートにあたしの事信じてくれてるとは思わなかったよ
ニコニコと料理を口に運びながらユニスは言った。
そうするのが一番可能性が高いと踏んだからそうしただけだ。勘違いするな
憮然として答えるOlに、リルがニヤニヤと笑みを浮かべる。
それで失敗してたら、保存しておいた死体に押し込んで再洗脳するプランBがしっかり用意してあった。ああ、あの死体はもう要らんから処分していいぞ
待ってあたしの身体燃やさないでー!?
躊躇なく頷くスピナを慌ててユニスが止めると、魔術師師弟は冗談に決まっているだろう勿論冗談ですと真顔で言った。この二人が冗談を言う所なんて聞いた事がない。再会を喜んでくれているのだと思おう、とユニスは無理やり納得した。
って言うか、あの身体残しておいたのそんな理由だったんだ
リルは呆れてため息をつく。
どんな理由だと思ってたんだ?
それはその、感傷とか
はっ
リルがそう答えると、Olは鼻で嘲笑う。
くっ、なんか腹立つー!
相変わらずのそのやり取りに、ユニスは微笑を浮かべた。
ゆにす、おなかすいたの?
ユニスが空にした皿と彼女の顔を見比べながら、マリーは問うた。
えっ?
ユニスのその頬には、いつの間にか涙が伝っていた。
あげる
どう勘違いしたのか、マリーは自分の皿をずいとユニスに突き出した。
ありがとう、でも、大丈夫だよ
ユニスはとめどなく溢れる涙を拭いもせず、自分があるべき場所に帰ってきたという実感と共に、にっこりと微笑んで答えた。
胸がもう、一杯だから
にしても、なんだってあんな兜被ってたの?
にぎやかな食事も一段落し、部屋の片隅に置かれているフルフェイスの兜を指差してリルは尋ねた。生前彼女は軽装を好み、兜もロクにかぶってはいなかったはずだ。
あたし演技とか苦手だから表情とかでバレないように被ってたんだよ。基本、英霊ってあんまり表情変えたりしないし
英霊はある程度自由に自分の装備を変えられるらしい。魔力で衣服を形作っているリルと原理的には同じようなものだ。
という事はやはり、英霊として呼ばれた時点で自由に動けたのだな。殺気が全くないから妙だとは思ったが
うんお兄様が、協力してくれたから
ユニスは少しばかり神妙な表情で、そう呟いた。
お兄様の能力は鉛。ありとあらゆる術を無効化し、その存在を否定する。法術も例外じゃなくてね。それで、あたしは聖女の法術に縛られず、自由に行動する事が出来るの
空飛ぶ馬車を落としたのはザイトリードか。しかし、そうなると奴も自我を残しているのか?
Olの問いに、ユニスは頷く。
あと、お父様もね。ただ二人とも、Olの事倒す気満々だから、味方はしてくれないと思うけど
ウォルフもいるのか
娘を頼む、などと言っておいてと、Olはうんざりした。出来るなら二度と会いたくない相手だ。
お嬢さんを下さい、って頭を下げに行く気分?
そんなもんですむなら幾らでも下げるがな
何せ長い歴史を紐解いても大陸随一と名高い英雄王だ。あの齢まで生き、子もまた英雄となるほどに轟く勇名。さらに英霊ともなれば老いなど関係なく、全盛期100%のウォルフの実力を持っていると考えていいだろう。
英霊は何人いるんだ?
あたし入れて7人。で、それぞれ一人一個ずつ特殊能力っていうか法術を使えるみたい
ユニスはとん、と跳躍し、Olの目の前に転移して見せた。
あたしはコレ。跳ね駒って呼ばれてた。結界があろうと、どんなに遠くだろうと、一瞬で移動する能力。魔力を辿って魔術での転移先を割り出す事も出来るみたい。自分と、せいぜいもう一人を運ぶのが精一杯なんだけどね
無茶苦茶だ、とOlは思った。結界も距離も無視するなど、魔術の原理を根本から覆すかのような力だ。
お兄様が鉛で、あらゆる術の無効化。お父様は竜殺しで、相手が竜なら無条件に殺せるんだって
本人が為しえた偉業に関連するのか
フィグリアにOlが捕まったときにユニスが為しえた転移門の創造。あれがユニスの一番の偉業と目された結果の能力なのだろう。そして、Olは大体法術がどのようなものなのかを察してきた。
理力は理を促し、世界を形作る力。つまり法術は、理を法則を作る術、か
物が地に落ちるように、ウォルフは竜に負けない。それが当たり前である、という法則そのものを作り出す。それが、法術。
魔術は理を捻じ曲げるが、魔術には魔術の法則がある。魔の理とでも呼ぼうか。魔術で出来る事と出来ない事はハッキリしており、幾つもの決まり事と常識がある。法術は、それを捻じ曲げ、捻じ伏せる。
他の4人の能力ははっきりとはわかんない。一人はさっき殺しちゃったから、後3人、かな。魔弾無明不死身って呼ばれてたよ
名と共に、ユニスは彼らの簡単な外見などを説明した。
魔弾と無明は恐らく、魔弾の射手レックスと、盲目のガイウスだろう。不死身はわからんな
Olは記憶をあさり、該当しそうな英雄の名を挙げた。一発百中の二つ名で知られ、矢を一度も外したことのない弓の名手レックス。生涯でただ一度だけ、策略によってその矢の狙いは逸らされ、彼の妻を射殺した。
盲目のガイウスは後天的に英雄となった特殊な例だ。聖者の血を浴び、盲目であった彼は視界を手に入れたという。その後は献身的に数多の怪物を殺し、世の為に戦ったが聖者の弟子に殺されたという。
ねえ、英霊って英雄が死んだらなるんだよね?
今更何を言ってるんだ
呆れたように言うOlに、リルはぱたぱたと手を振った。
いや不死身って、死なないならどうやって英霊になったんだろうって思って
む、とOlは一瞬口篭る。しかしそれは、リルの言葉がもっともだからだと考えた訳ではない。
不死身の英雄と言うのは存外少なくない。しかし、本当の意味で死なぬ英雄はいない
英雄の能力は基本的に神が授けるものだ。その神でさえ滅ぶと言うのに、英雄が滅ばないわけがない。
大抵は何らかの弱点があり、そこを突けば死ぬ。足首だったり、背中だったり、何らかの誓約を守る事だったりする
だが、それは飽くまで地上の法則。神が与えた力を地上で磨きぬき、天へと上った英霊達が使う法術は、それより一段上の能力だ。
英霊となった不死身の男は、果たして死ぬのか?
Olの胸中に、一抹の不安がよぎった。
閑話最後の戦いに備えましょう-1
準備と覚悟は良いか?
Olの問いに、リルが、ユニスが、スピナが神妙な表情で頷く。
これが恐らく最後になろう。存分に、楽しめ
Olの静かなその宣言と共に、娘達が一斉に彼に殺到した。
複数の部屋を繋ぎ作った、巨大な広間。そこに、Olの愛人達が一斉に集結していた。
リル達三人にマリーは言うに及ばず、エレンとその配下52人にミオが列を成し、ナジャ、Shal、ウィキア、Faro達冒険者の娘達の隣には、ちゃっかりと商人のノームが陣取っている。
その後方にはフィグリアの元王妃オリヴィアと、その美しい二人の娘パトリシアとプリシラがあられもない姿を晒し、その隣にはやや気後れした様子で順番を待つ、生贄として捧げられた村の娘達。
他方に目をやればきゃいきゃいと騒ぎながら食事を楽しむハルピュイア達にリル配下のサキュバスといった魔物達がおり、セレス以下白アールヴと森の民の女達の中でも選りすぐりの美女達がしんがりを勤める、と言った具合だ。
その総勢は100人を越えていた。
それを迎えるOlは久々に形代ではなく、自分自身の肉体だ。
じゃあまず私からね。Ol、おっぱい好きでしょー?
大きさであれば私も負ける気はいたしませんわ
その豊かな乳房をさらけ出し、左右から迫るのはリルとオリヴィア。数多い愛妾の中でも文字通り一、二を争う爆乳の持ち主たちだ。
大きければいいというわけではない、が
左右からたっぷりとした果実に挟まれながら、Olは両手でそれぞれその胸を鷲掴みにした。リルの胸は大きく突き出した円錐型で、その巨大な質量にもかかわらずまったく垂れることなく、重力に逆らいツンと上を向いている。先端はまるで生娘のような綺麗な桜色をしていて、Olを誘うかのように硬く尖っている。
一方、オリヴィアの胸は子を三人産んだとは思えない見事な釣鐘型で、単純な大きさを比べるのであればリルにすら勝る、まさに魔乳と呼ぶにふさわしい偉容を備えていた。乳首は流石に多少褐色を帯びているが、それがかえって彼女の淫猥な魅力を引き出しているかのようだった。先日Olの子を産んだばかりの彼女の胸を吸うと、甘く芳しい母乳が溢れ出た。
どちらも大きさだけでなく、張りも触り心地も柔らかさも一級品の甘い果実だ。
うむこれは素晴らしいな
あんっお褒め頂き、光栄ですわ、Ol様
えへへ。たっぷり味わってね
嬉しそうにぎゅうぎゅうと胸を押し付ける彼女達をよそに、抜け目なく彼の下半身に近寄る影が三つあった。
じゃ、こっちのお宝は頂いちゃうよ
金額分、しっかりご奉仕させて頂きますね、魔王様
わたしもー
身軽な動作でクドゥクのFaroがOlのズボンを脱がし、いきり立ったものにノームがそっと手を添える。その横から割り込むように、マリーが首を突っ込んだ。
Olの両脚の中に三人もの娘が顔を寄せられるのは、小柄な彼女達ならではだ。
お二方には敵いませんけれども
ノームは着ていた服をずらすと、きゅっと腕を寄せてその体格と顔立ちに似合わぬ豊かな谷間をOlに見せ付けた。薄い絹のようなローブは彼女の身体の線をはっきりと浮き上がらせつつも、肝心な部分をぎりぎりで隠す。
あは、おっきくなったよ
嬉しそうに笑い、FaroはOlの一物をぺろりと舐め上げた。その反応を見ながら舌を長く伸ばし、鈴口やカリ、裏筋といった彼の弱い部分を丁寧になぞっていく。
んー、んんーっ
マリーはまるで人懐っこい猫の様に、懸命にOlのものに舌を這わせる。技巧も何もない、愛撫と呼ぶのも憚られる様な稚拙な行為だ。その行動の意味もわかっているかどうかかなり怪しい。しかし、彼女はOlに喜んで欲しいという一心で、懸命に彼のものを舐め擦り、その光景は肉体的な快楽よりも彼を満足させた。
では私も
ノームもローブを脱ぎ捨てると、一糸纏わぬ身体をOlの脚の間に滑り込ませ、彼の一物に舌を這わせた。左右から柔らかく巨大な乳房に挟まれ、三人の美少女たちに股間を奉仕される快楽に、Olはたまらず精を放った。
幼くあどけないマリーの顔が、Olの白濁した液で汚される。Faroは顔中に付着した精液を美味しそうに舐め取り、ノームが未だ萎えず硬度を保ったままのOlの一物をぱくりと頬張ると、尿道の奥に残った精液までをちゅうちゅうと吸い取った。
最初にお腹にもらうのは、私だからね
リルはOlと娘達に言い聞かせるようにそういうと、ふわりと宙に浮き、Olの上に跨った。そして、まるで泉のようになみなみと愛液を湛えた秘裂で一息にOlのペニスを咥え込む。
では私はこちらから