互いに向かい合って重なりあう二人のアールヴへと交互に突き入れて、その柔肉を比べるように堪能する。豊満で肉感的なエレンの身体は包み込まれるかのような快楽があり、小柄なShalの膣内はきゅっと強く締め付ける刺激があった。
イくぞ!
二人を何度目かの絶頂に至らせたところでOlもまた達し、二人の性器で挟み込むかのように肉槍を差し込んで、そのすべすべとした腹を汚す。
荒く息をしながら緩慢な動作でエレンはShalの横に寝転んでスペースを空け、Olはその間に身体を横たえた。
あぁOl様の精液ぃ
ほんの少し休んで呼吸を整え、Shalは熱に浮かされるように身体をもたげると、Olの股間にしゃぶりついた。
む、独り占めはいかんぞ
それに張り合うようにエレンも顔を寄せ、二人で左右から今だ硬く屹立するそれを丁寧に舐め清めていく。
お前達は、互いに思うところはないのか?
二人の髪をなんとなく撫でながら、ふとOlは尋ねた。
思うところ?
エレンは首を傾げ、その隙を突くかのようにShalが陰茎の先を口に含む。
まあ、はしたない奴だとは思っているな
怒りを抑えるような声で言いつつ、エルはShalを睨みつけた。
白アールヴと黒アールヴは不倶戴天の敵だと聞いていたが
ああ、そのことか
毎晩誰を寝所に呼ぶかは、リルに一任してある。
その方がOlが決めるよりも角が立たないからだ。
Olの愛妾達の体調や性格を鑑み、頻度や組み合わせに不満が出ないようにスケジュールを組む。今まで一度も失敗したことがなかっただけに、寝室にエレンとShalが揃って現れた時にはOlも少し驚いた。
とは言え実際行為に及んでみれば二人とも特に仲違いするような事もなく、正直拍子抜けした気分だ。
白だ黒だと言っても、実際は様々だ。主殿は、氏族というものをご存知か?
アールヴは血縁で繋がった集団で生活する。それを氏族と呼ぶのだったな
アールヴは人間よりも閉鎖的で、一つの村の人間は全員血の繋がりがあり、外部から入ってくることや出て行くことが少ない。Olの認識は、そういったものだった。
然り。我らは黒アールヴの中でももっとも旧く、もっとも由緒正しい黒の氏族だ。我々が敵対しているのは白の氏族だけ。無論、他の白アールヴと仲が良いわけでもないが、同じ主に仕えるもの同士で諍うほどではない
Shalは白の氏族ではないのか
Olの問いに、Shalも流石に喉奥まで咥えこんでいた肉棒を離して顔を上げる。
はい。あたしは新緑の氏族です
確かここ百年ほどの間にできた氏族だったか
Shalはこくりと頷いて、肩まで伸ばしたボブカットをかきあげた。
新緑の氏族の特徴は、この緑の髪と、耳の形です。エレンさんとは違いますよね?
先の尖った耳は、妖精族全体の特徴だ。
だが、同じ尖った耳でもエレンとShalでは形が違った。
まるでナイフの刃のように細長いShalの耳に比べ、エレンの耳は木の葉のように広く短い。
なるほど。血縁ごとに氏族ごとに特徴が似通ってくるわけか。考えてみれば道理だが、逆に言えば特徴で氏族を見分けられるわけだな
Olが納得して頷くと、Shalは表情を暗くした。
新緑の氏族は、殆ど貧乳なんです
殆ど膨らみのない胸元をぺたぺたと触りつつ、Shalは悲しそうにそう呟く。
だが、Shal殿はまだ年若いだろう。成長すれば自然と大きくなるのではないか?
黒の氏族の人は皆巨乳だからそんなことが言えるんですよ!
普段温厚なShalに憎しみの篭った視線を向けられ、エレンは思わずたじろいだ。
い、いや、そうでもないだろう
確かに、四人いるエレンの部下の中には大きいというほどではない者もいる。
そんなことありますよ!
だが殆ど断崖絶壁に近いShalと比べれば十分豊かだ。
落ち着け。別に大きければ良いというわけでもない
でも、大きかったら色んな事が出来るじゃないですか
流石に見咎めてOlがフォローするも、Shalは不満げに己の胸を撫でる。
大きかったら、挟むもよし、押し付けるもよし、揉みしだいてもらうもよし、吸ってもらうもよし、振り回して頬を叩くもよしですよ!
最後のは要らん
熱く訴えるShalに、Olは渋面を作った。
今まで調教して変えたShalの性格に呆れることはしばしばあったが、これはなんとなく元々のような気もする。
主殿。主殿が若返っている魔術の逆で、Shal殿を成長させることは出来ないのか?
エレンの提案に、Olは少し悩む。
可能か不可能かで言えば、可能だ。だがそれには膨大な魔力を必要とする。人間ならばまだしも、アールヴは長命だ。それほどの時間を操るとなると、迷宮の魔力が枯渇してしまうかも知れん
Olの言葉に、Shalの耳がしゅんと垂れ下がる。
それに成長しても胸は大きくならないかもしれない、という言葉を、Olは飲み込んだ。
だが単に姿を変えるだけであればそれほどの魔力は要らん。望むなら
お願いします!
皆まで言うよりも早くShalは飛びつくようにしてOlの手を握った。
わかったわかった。動くなよ
Olが呪を唱えながらShalを指さすと、彼女の身体は光に包まれた。
そのまま、光がぐっと伸びてShalの体格は変わっていく。
わぁっ
光が消えた後、そこにはShalの面影を残した美女が立っていた。
手足がスラリと伸び、エレンと同じくらいの身長。
肩で切りそろえていたボブカットは腰まで伸びるストレートヘアとなり、何よりその胸元はエレンに勝るとも劣らぬほどの質量を備えている。
すごいです!重いです!肩が凝りそう!
なあ、主殿
きゃっきゃとはしゃぐShalを尻目に、エレンはOlに囁いた。
あれの逆も出来るか?
逆?小さくするということか?
ああ、それと
エレンはOlの耳元で何事か尋ねる。
Olは頷いて呪文を唱えると、エレンに魔術をかけた。
おお
先ほどまでのShal程の背丈に、凹凸の少ない体付き。
幼い童女のような姿に、エレンは喜色を浮かべて声を上げた。
なるほど、確かに私にもこんな時代があったな。妙な気分だ
しかし身体をくねらせ、笑みを浮かべながらOlに擦り寄るその姿は子供とは思えない艶かしさに満ちていた。
さあ、主殿
エレンはOlの胸板に手を当てて、首を伸ばし口付ける。
Olは彼女の小さな身体を抱きかかえ、そのままベッドの上に押し倒した。
あれーっ!?
自分の身体に夢中になっていたShalは、そこでようやく二人の様子に気がついた。
待ってろ、今から大事なところだ
しかしOlは彼女を一顧だにせず、エレンを抱きしめるようにして彼女の中心に押し入る。
っく流石に、なかなか
エレンは苦痛に顔を歪ませながら、声を漏らした。
大丈夫か?痛み止めの魔術でもかけるか
何を仰るか。そんな事をしては、折角主殿に処女に戻してもらった意味がないではないか
エレンはOlに頼み、男を知らない頃にまで身体を若返らせてもらっていた。勿論時間を戻したわけではないし、Olは彼女の幼いころを知っているわけでもないから、それは仮初のものだ。
だが、硬く閉じてキツくOlの逸物を締め付けるその感触は間違いなく穢れを知らぬ乙女のそれだった。
遠慮せず、我が身を楽しんでくれ
頷きつつも、Olはエレンをいたわるようにゆっくりと抽送を開始する。
私が初めて交わったのは、百と何十年前だったか
小さな身体を揺すられながら、ぽつりとエレンはそんな話をしだした。
アールヴにとっても随分前の事だ。相手のことも好いてはいたが、今にして思えば子供のごっこ遊びのようなものだったな
そうか
そっけなく答えるOlに、エレンはくすりと笑みを漏らす。
本当に愛している男に初めてを捧げるというのは、こんなに満たされるものだとは思わなかった
そしてOlの背をギュッと抱きしめ、全身でしがみつくように脚を回した。
この身体に、主殿を刻みつけてくれ。例え仮初めのものでも
ああ。しっかりと受け止めろ
その最奥までに突き入れて、Olは精を放つ。
あぁっ!
己の胎内を埋め尽くす勢いで吐き出されるそれに、エレンは高く、鳴いた。
これで、少しは満足か
はい。我儘を言って申し訳ありませぬ
情交の余韻を漂わせつつ、しかし硬い口調でエレンは答える。
別に気にせんがな。過去がどうあれ、今のお前が俺に従うのならそれでいい
主様
感極まったようにエレンは瞳を閉じ、そのおとがいを上に向けた。
Olはその顔に唇を近づけ
思い切り、顔をおっぱいで叩かれた。
何をする
折角!折角、おっぱい大きくなったのにOl様が全然こっちを見てくれないから!
ぶるんぶるんと巨大な乳房を揺らしつつ、Shalは涙目で抗議した。
(そうか、あの胸は俺が作ったものだから、あの胸ならば俺を攻撃できるのか)
その様子を見ながら、Olはそんな事を冷静に考える。
あたしも!あたしもちゃんと責任とってくださいぃ~!
ShalはぎゅっとOlの頭を抱きしめ、胸の谷間に押し付けた。
しっとりとした肌は吸い付いてくるかのようで、柔らかく気持ちいい。が、それは同時に、完全に息を塞ぐという事でもあった。しっとり吸い付く肌は息の逃げ場をなくし、柔らかな胸肉はぴったりと口の形にフィットして呼吸を塞ぐ。
その上、Ol自身が作り上げたものには魔術による防護が効かない。
その胸は、正しく、魔王を殺しうる凶器であった。
その後、Olが窒息する寸前にエレンが気付いて助け出し、Shalの胸は魔王殺し(デモンスレイヤー)と呼ばれる事をなんとか免れたのだった。
4.幼女とお姉ちゃん
コンコンと響くノックの音に、リルはベッドの上から跳ね起きた。
彼女の部屋をノックする人間は少ない。ユニスは大抵ノックした直後に扉を開くかノック自体を忘れるし、スピナはそもそも部屋を訪ねて来ない。
ちゃんと扉をノックするのはOlくらいだ。
リルは姿見を見ながら手早く髪を撫で付け、跳ねた部分を真っ直ぐに伸ばす。
そして一度、二度咳払いして、扉を開けた。
はい、なあにって
そこにいたのは、彼女が思い描いていた琥珀色の髪の魔術師ではなく。
マリー、どうしたの?
金髪の幼い少女だった。
ローガン、いなくてひまなの。リル、あそんで
ああOlの護衛役だもんね
支配したばかりのフィグリア王国を平定するため、ここしばらく迷宮を離れている。敵対するものにとってはこれ以上ない好機であるため、ユニスとローガンの二人が護衛についていた。
スピナはいるでしょ?
ソフィはだめ。つかえない
使えないって
きゅっと唇をへの字に結ぶマリーに、リルは思わず笑いを漏らす。
わかったわかった、リルおねーちゃんが遊んであげるわ
ありがとう、リル!
リルおねーちゃんね
ボールあそびしよ、リル
聞きなさいよ
どこまでもマイペースなマリーを追って、リルは通路に出た。途端、布を縫って作ったボールがぽんと飛んできて、廊下を転がっていく。
とって、とって
はいはい。まったく、もうちょっと落ち着きなさいよね
ぼやきつつボールを追って拾い上げ、リルはマリーに向けて放り投げてやる。マリーはそれを両手を広げて鼻先で受け止めながら、きゃっきゃと笑った。
いくよー、えい!
マリー、ボール投げるの下手ねえ
しかしマリーの投げ返したボールはてんで外れた方向に飛んでいって、リルは文句を言いつつボールを拾いに行く。
投げたボールをマリーは取り落とし、拾ってもう一度投げる。
あはは、えい!
もう、だからちゃんと投げなさいって!
あらぬ方向に飛んでいったボールを拾ってリルは投げ返し。
また見当違いの方にボールは飛んで行く。
あ、これ無限に続くやつだ
十回ほど繰り返したところで、リルは自分が木の棒を取ってこさせられる犬と似たような状態になっていることに気づいた。
ねえ、マリー別の、遊び、しない?
宙に浮いているとはいえ、流石に何度も往復させられれば疲れる。リルはぜえはあと荒く呼吸しながら、そう提案した。
そうだ、良い物作ってあげる
リルはふと思いついて、壁を指で撫でる。
ここだったら十分厚みがあるはずだし、大丈夫よね
呟きながらなぞる指先は、淡く輝いて円を描く。
こんなもんかな、えいっ
リルが魔力を込めて掌を押し当てると、迷宮の壁がぐにゃりと歪み、まるで吐き出されるように土の塊が廊下に飛び出した。
Olだったらこのくらい、指を鳴らすだけで全部やっちゃうんだろうけどね
ぼやきつつ、リルは土の塊を整えながら、同時にその表面に魔法陣を彫り上げる。
なあに、それ?
マリーの遊び相手を作ってるの
土塊をこねるリルを、マリーは興味深そうにじっと見つめる。