そこに、リルまでが加わった。四人は念入りにOlの身体を洗ったあと、仕上げとばかりに石鹸を落として彼の頭を取り囲む。
淫魔(リル)の、人ならざる透き通るような白い肌。
元王妃(オリヴィア)の、たっぷりの財を使って磨き上げられた柔肌。
南部の人間(ナジャ)特有の、健康的に日に焼けた浅黒い肌。
そして黒アールヴ(エレン)の、深い褐色の肌。
美しいグラデーションのかかった四対八つの巨大な果実がOlを取り囲み、強請る様にその先端を尖らせた。
これがこれが、格差かっ!!
その隣で、Shalはがっくりと項垂れていた。
彼女の胸は限りなく平坦であった。
Olさまは、ちっちゃいおっぱい嫌いなんですかぁ?
その傍らで、プリシラも悲しげに眉を寄せる。
彼女の胸もまた、平坦であった。
えっ、嘘、そうなの?
ユニスは慌てて、己の身体を見下ろした。
だいじょうぶだよ!
そんな彼女たちに、マリーが仁王立ちで宣言する。
おうるさまは、おっきいのもちいさいのも、だいすき!
おおっ
Shalは思わず、歓声をあげた。自信満々に言い放つ幼い少女が、まるでかつて信じ仕えていた神のようにさえ見える。気付けば彼女は、マリーに向かって五体投地していた。
それを見て、床における何らかの作法なのかと、プリシラが見様見真似でそれに倣う。
ユニスはもちろん、意気揚々とそれに続いた。
結果として、仁王立ちする幼女に五体投地する貧乳三人という絵が出来上がってしまったが、幸か不幸かOlは周りを巨乳に囲まれて目にすることはなかった。
あたしはあるんだか無いんだか微妙なとこだしなあ
そういうノリは嫌いではなかったが、Faroは己の身体を撫でてうめく。身体そのものが小さいクドゥクである彼女は、胸囲という意味では大差なかったが、凹凸という意味ではしっかりとある。
あれっ、あんたは
先ほどはどうも
同類はいないかとあたりを見回していると、Ol達から少し離れたところに見知った顔を見つけた。小麦色の髪の彼女は、第三階層で出会った素朴な少女だった。Olの正体を知った今であれば、彼女ミオが、あんなに焦っていた理由もわかる。
意外と凄いね
Faroが見上げながらいうと、ミオは小首を傾げる。服の上からでは分からなかったが、ミオはその素朴な外見に似合わずなかなか立派なものを持っていた。
あんた達はOlのとこいかないの?
ミオの隣にはパトリシアが、やはり所在なさげに立っている。
あの中には少し入り難くて
まあ、わからなくはないけど
Faroが参加していないのはリルに言われた通り先ほどまでOlを独占していたからだが、ただ気後れしているだけというのは少し哀れに思えた。
おいで
Faroは二人の手を引いて、Olの元へと近づく。
そして彼を取り囲む巨乳たちの隙間から両腕を引っ張りだすと、それぞれミオとパトリシアに渡した。
Olは突如、引きずり出された手の平に感じられる感触に戸惑う。腕を引いたのは手の大きさからFaroだと分かった。だが押し付けられている乳房であろう感触は、彼女のものにしては些か大きい。見て確認しようにも、今彼の視界はリルとエレンの胸に押しつぶされていて敵わない。
まあこれも良い余興か。Olはそう考えて、押し付けられているそれを掴んだ。ゆっくりと揉みしだきながら、輪郭を確認するように掌を滑らせていく。
右手に感じられる感触より、左手の方がやや大きい。どちらも若く瑞々しい肌触りだったが、右の方がすべすべとした滑らかさがあった。
指先で引き寄せるようにして、胸元から腹、腰のくびれ、尻へと這わせる。くすぐったいのか何度か身体をよじるが、こちらの意図を理解したのか二人共声は微塵も漏らさなかった。
左はミオで、右がパトリシアか
正解!
リルの歓声とともに視界がひらけて、Olは二人を傍らに抱き寄せた。
なかなか面白い余興だったが、やはりどうせ触るのならば見えた方が良いな
肩から回した腕で、ミオとパトリシアの胸を鷲掴みにする。二人の柔らかな肉が指に弄ばれてぐにぐにと形を変える様を、Olは存分に楽しんだ。
ちょっと!
その時、ウィキアがようやく水面下から顔を上げて、Olの一物を握りしめる。なんだかんだいいながら、彼女はスピナとともにずっと水中で口淫を続けていた。顔が真っ赤なのは、呼吸だけで熱い湯の対処を忘れていたからだろう。
いい加減これ、頂戴よ
と思ったが、どうやら媚薬のせいでもあるらしい。彼女にしてはいつになく素直にOlを求めた。
スピナ、構わんか?
Olが尋ねると、スピナは短く答えて再び水中に没した。もしかしたら、意外と気に入っているのかもしれない。
んっ
抱きつくのももどかしげにウィキアがOlの腰に跨って、自ら剛直を受け入れる。スピナの舌が結合しているそこを這うのが感触で分かった。
温かい湯の中で一際熱いウィキアの膣内の感触を楽しみながら、ミオとパトリシアの胸を思うがままに弄ぶ。左右二人の舌を交互に吸いつつスピナの舌が根本から丹念に舐めるのを感じるのは、得も言われぬ快感があった。
はぁ、あぁ
しばらくすると、ウィキアがぐったりとしてOlの胸板に寄りかかった。水中で腰をふるのは存外体力を使うものだ。専業魔術師というのは体力がないものと相場が決まっているが、その中でも彼女は特にスタミナに乏しかった。
では、交代です
その身体をひょいと持ち上げると、スピナは後ろへ向かって放り投げる。ウィキアは抵抗する間もなく宙を舞い、盛大に水柱を上げた。
失礼。肉体強化の魔術はお師匠様から既に習っていましたので
さっきのを根に持っていたのか
顔色一つ変えず言い放つスピナに嘆息し、Olは額に手を当てた。
では、お師匠様ご寵愛を、頂けますでしょうか
スピナはそう言ってOlに背を向けると、浴槽の淵に手を当てて尻を突き出した。
さりげない仕草だが、Olだけがそれが彼女らしからぬものだと気付く。
そんな格好をして、はしたないとは思わないのか?
そういえば口移しで媚薬を飲ませたということは、彼女もそれを口に含んだということだ。
死ぬほど恥ずかしいです
まるで説得力がない!
尻を突き出したまま能面のごとき無表情で言うスピナに、Faroは思わずツッコミを入れた。
だがOl、そしてリルとユニスだけは、それが彼女の偽らざる本心であると気付く。
さてどうするかな
Olは立ち上がって反り立つ剛直を、彼女の中心に軽く押し当てる。
今日は後がつかえているわけでもあるし
わざとらしくそんな事を呟きながら、スリットを撫ぜるようにゆっくりと動かした。
Olの方からどうしろとはけして言わず、スピナの反応を待つ。
スピナはきゅっと口を引き結び、蛇が蛙を睨み殺すかのような視線を前に向けた。彼女の動向を見守っていたFaroとノームは、慌てて視線を逸らす。すると、スピナの瞳からぽろぽろと涙が零れ出した。
お願いです、お師匠様お慈悲を
泣きだしたのは、恥ずかしさのあまりだろう。好奇心の塊のような盗賊と豪胆な商人でさえ顔を背ける様な迫力を出しておきながら、Olにねだる姿はこれ以上なく儚げで弱弱しい。演技だというならまだ理解できるが、そんな事をするほどの器用さはスピナには無かった。
相変わらず良く分からんやつだ
Olは苦笑を漏らしながらも、彼女の腰を両手でつかむと一息に奥まで突き入れた。
あぁっ!
髪を振り乱しながらスピナは首を反らし、高く鳴く。入れられただけで、絶頂に達したのだ。
手伝ってやれ
Olの言葉に、小さな手がぴょんと挙がった。
いったい、何をひぁんっ!
マリーがまるで赤子のようにスピナの胸に吸い付いて、魔女は高く声を上げる。
ものども、かかれーっ
更にマリーの号令に従って、貧乳達が一斉に群がった。
ここぞとばかりにShalとプリシラはOlの左右に侍り、身を擦り付ける。そんな中ユニスはあえてマリーと挟みこむようにしてスピナの横についた。病的なまでに白いスピナの肌と、ユニスの健康的に焼けた浅黒い肌のコントラストが目に映える。
や、やめてくださいっ!
ユニスが首筋から頬に唇を伝わせていくと、スピナはふいと顔を背けた。
お師匠様以外の人と口づけはできません
私、人扱いすらされてなかったんだ
髪からぽたぽたと雫を滴らせながら、ウィキアは呟く。
じゃ、あたしのことは少なくとも人だとは思ってくれてるんだ
にやっと笑みを浮かべて、ユニスは指を忍ばせた。
ひあっ!
スピナは悲鳴のように鳴いて背筋を反らす。
Olの剛直が突き立ったその根本、ぷっくりと膨れあがった陰核をユニスが指でそっと撫で上げていた。
ほう。覚えてたか
そりゃあ、強烈だったしね
その動きは、ユニスが初めてこの迷宮に足を踏み入れた時に味わったものだった。リルにされたことを思い出しながら、ユニスはスピナを優しく愛撫する。敏感なそこは、強すぎる刺激はかえって辛い。飽くまで優しく、やわやわと撫でるくらいで調度良い。
締まったぞ。ユニスの指で感じているのか
そのようなことは決してふぁぅっ!
意地悪く言うOlに、ユニスは悪戯っぽい表情を浮かべた。
スピナ、可愛い
やめっ、あっ、ふあぁっ!
ユニスが指の動きを止めずに乳首をついばめば面白いくらい敏感にスピナは反応して、Olが彼女を嬲る気持ちが少しわかったような気がした。
浅く、深くと抽送を繰り返すOlの動きに合わせて、ユニスはスピナの身体を撫で、摘み、吸い、揉みしだく。彼女の薄い肉を挟んで、膣内を犯すOlの男根の感触を指先に感じていると、まるで自分までも一緒に犯されているかのような錯覚を感じた。
いやぁっ
普段の鉄面皮も崩れ落ち、スピナはとうとう両手で顔を覆い隠す。しかしそうすると、身体を支えていた腕が畳まれて、自然と尻を高く突き出すような形になってしまう。
いやらしいな
その尻を両手で掴むと、Olは彼女の奥に腰を叩きつけるようにして突き入れた。
あっ、ああっ!
何度も軽い絶頂を繰り返しながら、スピナの声色はどんどん余裕をなくしていく。下限の月のように反らされたほっそりとした白い背が、Olの視界に横たわる。それを見るうちにある衝動がOlの内に湧き上がって、彼は片手を高々と振り上げた。
そら。イけ
振り下ろされた手の平は、スピナの白い尻を叩いて高く音を立てる。
尻を叩かれてイッたな
あああああああああ
気をやりながら潮を断続的に吹くスピナにそう言ってやると、スピナは更に達して強くOlの肉槍を締めあげた。
ね、Ol
そんな彼女を見て、ユニスはこそりと耳打ちする。
そうなのか?
多分ね
ふむと唸り、Olはスピナに声をかけた。
尻を叩かれて気をやるとは、我が弟子ながら度し難い。そんなお前に罰を与える
スピナはビクリと震えて、恐怖に身を硬直させた。
こちらを向け
繋がったまま、ユニスに手を貸りて身体を回す。その感覚でもう一度絶頂に達して、スピナは己の身体の浅ましさに絶望した。
手をどけろ
どけられるわけがない。文字通り、見せる顔などなかった。だが、師の命令は絶対だ。スピナは両手をゆっくりとどかす。切れ長の瞳には、宝石のように涙の粒。常ならば氷のような表情は、真っ赤に染まって弱々しくOlを見つめていた。
では、刑を執行する
スピナはぎゅっと目を閉じたが、すぐに開いた。目を閉じて良いなどとは言われていない。一体いかなる罰を受けるのかと戦々恐々としていると、Olの顔が近づいてきた。
何が起こったのか、すぐにはわからなかった。Olの手はスピナの後頭部を支えるようにして、もう片方の手は彼女のあごに当てられている。そして、少し傾いた顔は密着していた。
接吻、されている。
それに気付いた瞬間、スピナは今までで一番高く絶頂に達した。彼女の膣口がOlの一物を千切れんばかりに締め付けて、それに応えるように奥に熱い体液が注ぎ込まれる。
一体それから、どれほどの時間が経っただろうか。ほんの一瞬とも永遠ともつかない時間の後、ぐっと胸を押されるような感覚に、スピナはようやく我に返った。
流石に、呼吸が続かん
苦しそうにOlは言った。気づけばスピナは彼の背に両手両足を回して全力でしがみつき、唇を重ね、全身を密着させていた。
お前は本当にわからんやつだ
苦笑しながらOlはスピナの目尻に唇を寄せて、その涙を舐めとったので、スピナは危うく卒倒するところだった。
あまいたくらみ
しんと静まり返った暗がりの中、ぎしりと木の軋む音が響いた。